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君と僕。2 第12話「赤裸々」

久しぶりの登場となる、しずねえと日紗子ちゃん。今回は1期から描かれていた“要の性格”、“要の好きな人”、そしてみんなのことを見つめる“しずねえの視線”…その全てが一つになるお話。要の視線と、それぞれの足元、立ち位置がポイント。

アバン、屋上にいる五人。右側に千鶴と要、左側に春と悠太と祐希がいます。右側は建物の影になる場所、そこにいる千鶴と要。二人に共通することは、この2期で“自分の思いを伝える立場”にいること。綺麗なハッピーエンドを迎えることが出来ない二人。それでも一歩先へ、笑顔で進むことが出来る二人。

日紗子ちゃん達の家に訪れる要。着替えにもたつき、ぼさぼさの髪で要を迎える日紗子ちゃん。ここできちんと日紗子ちゃんの服が変わっていて一安心。服装に悩み着替えても、要の視線は髪の毛へ。ぼさぼさの髪について指摘する要。ですが、すぐに要の視線は“しずねえ”を探します。日紗子ちゃんの背後から来るしずねえ。
台所で料理の手伝いをさせられる要。要の視線はやはり“しずねえ”へ。しずねえの服の袖をまくってあげる要、視線をそらす日紗子ちゃん。日紗子ちゃんのぼさぼさの髪には気づいても、切りすぎた前髪、要のために着替えた服には何も言わなかった要。二人を見る“視線”の違い。
昔はよく一緒にご飯を食べていた三人。高校生になって社会人になって、こうやって一緒に食べる機会が減ってしまった三人。100点のテストを見せに来なくなった要。どちらも時間の流れがそうさせたこと。要が頑張るのは、しずねえに褒めてもらいたいから。今だって、テストを見せればきっと褒めてもらえるはずです。でももう高校生なのだから、そんなことで褒めてもらう、褒めてもらおうとすることは恥ずかしい。でもそれ以外に、成長したことによる変化もあると思います。頑張ろうと思ったきっかけはしずねえでしたが、今は少し違います。“しずねえのため”から、“みんなのため”へ。“褒めてもらう”から、“当たり前”へ。完璧でいなくてはならない、周りから完璧だと思われなくてはいけない…そこが要のいい所であり、悪い所。でもそれを理解し、フォローしてくれる友達がいます。
「結婚するの」…しずねえの言葉に泳ぐ要の視線。今までの、恋のような憧れのような視線。直視することの出来ないしずねえの姿。動揺。かき混ぜられるカレーのように、収拾がつかずどろどろと渦を巻く心。

心ここにあらずな要。そんな要の姿を見る四人。あることないこと話している四人ですが、要のことを心配しているのは本当。母親がいないことに寂しさを感じていても、そうではなくても、ただいつもの要に戻って欲しいというのが四人の考えです。
日紗子ちゃん達の家に押しかけるみんな。日紗子ちゃんが要に「ほっとしてるくせに」と言った通り、要はみんながついてきてくれたことで結果的に救われています。強引で勘違いなお節介。でもそれがみんなのいい所であり、要をフォローするのに必要なこと。しずねえと目が合う要。話をしながらもそらす視線。いつも通り接するしずねえと、まだ気持ちの整理がつかない要。

タマネギを切る千鶴と祐希と要。千鶴と祐希の流す涙。「要は涙なんか流さないでしょ?」と、交代を要求する二人。その通り、要は悲しくても涙を流さないんです。要を元気づけるために、四人は押しかけてきました。タマネギの涙は、要が泣かない代わりの涙とも取れます。
そんなやり取りを見つめるしずねえ。夏祭りの花火の時と文化祭の時と同じ、みんなの輪の外側からのほほえみ。大人と子供という、目に見えない境界線。子供時代を懐かしむ大人。まだ25歳、“もう”25歳。
醤油を取りに行く要。電気のついていない自分の家。窓の外に見える光、賑やかな隣の家。暗い中に一人いる時間、それは見つめ直す時間。頭の中に響く声、あの時見たしずねえの表情。結婚報告をするしずねえの顔、あの時見た顔よりも笑っているように感じます。結婚は喜ばしいこと。でも、素直に喜ぶことが出来ない自分。どんどん遠くへ離れていってしまう感覚。みんながいないのだから、一人きりなのだから泣いてもいいのに、それでも泣くことのない要。

最初から叶うはずがないと諦めていた恋。わかっていたことなのに、覚悟していたことなのに、実際に叶わないとわかってしまうとどうすればいいのかわからなくなってしまう。今自分がどんな気持ちなのかすら、わからなくなってしまう。今思っているのは“悲しい”という気持ち。それを理解することも、表に出すことも出来ない要。だから、要の代わりに泣いた日紗子ちゃん。ここの二人のやり取り、最初に原作を読んだ時アニメになったらどうなるんだろう…と色々考えたシーンなので、今回見ることが出来て本当によかったです。日紗子ちゃんの台詞がどのくらいの怒鳴り方なのか、どのくらいの気持ちのぶつけ方なのかとか、その後の要の台詞は淡々とした感じなのか、ぶっきらぼうな感じなのかとか。こんな感じで来たか!と声を聞いて納得したり、さらにそこから考えたりして…面白い。

買い物に行く要としずねえ。ぶつかってしまった若い夫婦。試食のおばちゃんに「仲いいねえ」と言われた二人。両者の姿は似ていて、それでいて違う関係。もしも自分に勇気があれば、一歩を踏み出すことが出来ていたならば、もしかしたら一緒になることも出来ていたのではないかという空想。でも、叶わない現実。

土手に並んで座る二人。頭の中をめぐる、過去の思い出。子供の頃から、負けることのなかった草ずもう。要はしずねえに、結婚相手について聞きます。そこで出てきたのは「優しい人」、そして「自分以外の人みんなに優しい人」とも。それはまさしく、要が一生懸命なろうとしていた姿。必死に努力し、近づこうとしていた理想。1期第6話、かおり先生と東先生のやり取りを見て泣いた、あの幼い日のよう。
要は不器用。泣きたい時に泣けないくらい、不器用。本当は全部知っていたしずねえ。何でも完璧に出来るのは当たり前ではなくて、裏で人一倍努力しているから。それを悟られないように、必死でもがいてきた要。でも、要をよく知る人物なら誰でも気づくこと。春、悠太、祐希、千鶴だって、薄々気がついていること。そのことに気づけないのも、不器用。しずねえに褒めてもらうために頑張っていた要。今はしずねえのためだけではなく、みんなのために頑張る要。目的が変わっても、今の自分があるのはしずねえのおかげです。
しずねえに“伝えたかったこと”。それは愛の告白ではなくて、しずねえのために頑張っていたという事実。褒めてくれることが、笑ってくれることが嬉しかった、感謝の気持ち。幼い日に触れた腕、服の袖をまくってあげた動作と同じ。告白も、付き合おうとも思っていなかったけれど、“好き”。草ずもう、負けてしまった要。陰の努力と目的、それは他人には見られたくない恥ずかしいもの。それを見透かされ、自分の思いをさらけ出すことが出来た要。“完璧な自分”ではない、“本当の自分”をさらけ出すことが出来たからこその“負け”。
子供達に茶化される二人。幼い子供からみれば、子供である要ももう“大人”。しずねえに思いを伝えたことで、“大人”へと近づいた要。でもまだまだ子供。大人になっても、子供の部分が消えるわけではありません。大人の立ち位置にいる、しずねえだって。目頭を押さえる、不器用な要。オムライスは“子供”、親子丼は“大人”。選んだのは、日紗子ちゃんの言葉で適当に選んだオムライスではなく“親子丼”。

愛の告白は出来なかったけれど、伝えられた気持ち。前へと進むことが出来た清々しさ。日紗子ちゃんの前髪を伸ばす決意。前髪を伸ばすことは、子供から大人へと変わりゆく行為。そして、日紗子ちゃんは今までしずねえがいた場所へ。要を見る日紗子ちゃんと、日紗子ちゃんを見る要。ようやく交わった二人の視線。動き始める、二人のこれから。

来週はいよいよ最終回。まさか最後「へそと凜」で終わるとは!2期で描かれてきた春の考え方がポイントになります。そして、最終回ですが新キャラも登場しますよ。楽しみですが、少し寂しくもありますね。

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平成生まれゆとり系女子。
アニオタというよりは、ぬるオタ。最近はのんびり肩の力を抜いて見られるアニメが好きです。
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