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つり球 第4話「ムカついてランディング」

前回つり球とは“釣りを通して成長したり、友情を深めあう青春アニメ”だと書きましたが、今回その“釣り”と“人間関係”の関係がかなり明確に描かれていました。

無邪気で純粋故に、ユキに迷惑をかけるハル。毎回毎回注意をするユキの姿は、まるで子育てをしている親のよう。ハルは“ごめん”と謝るものの気持ちのこもっていない形だけの謝罪であり、ユキもハルが悪気があってやっているわけではないとわかっているので怒るに怒れず…。それにユキ自身、“宇宙人”と“人間”は完全にはわかり合えないと諦めている部分もあります。

夏樹の父親、保。やはり“江ノ島丼”を考えたのは保でしたね。保のことを避けつつも、父親との思い出は忘れられない夏樹。
初対面の人に対しては、やはりテンパってしまうユキ。以前ならハルの水鉄砲を食らっている所でしたが、今は“約束”があるので水鉄砲を使いません。ユキもユキなりに言葉を発しようとしますが、なかなか声が出せず。それでも、以前よりはテンパらないようになりました。モノローグが多いと普通にしゃべっているように錯覚してしまいますが、こうやって見ると口数の少なさがよくわかりますね。
保とまりちゃんとさくらちゃん。ハルとさくらちゃんの言葉に照れるまりちゃん。その姿を見ると、保とまりちゃんの関係はごく自然な恋人同士。さくらちゃんも無理にまりちゃんと仲良くしようとしているわけではなく、ごく普通に懐いている様子。反対しているのは夏樹だけみたいですね。夏樹の亡くなった母親を思う気持ちもわかりますが、それにしばられ続けてしまうのも考え物。それに、夏樹はともかくさくらちゃんは小学生です。そして、女の子。思春期前の今だからこそ、悩みを相談したり出来る母親的な存在を側に置いてやりたい…そんな親の気持ちも理解出来ます。

ケイトに悩みを相談するユキ。傍らにあるのは、命の短い、美しい一輪の花。ハルの言ってしまう、やってしまう“余計なこと”。それは確かにお節介でいらいらしてしまうことだけれど、彼の長所でもあります。ハルの力は“みんなの心を溶かす力”…ユキ(雪)を溶かすハル(春)の力。ハルがいなければ、ユキはまた独りぼっちの高校生活を送っていたことでしょう。釣りなどの趣味も出来ず、ケイトの入院にショックを受けて引きこもってしまっていたかもしれません。忙しく、充実した日々をもたらしてくれるハル。

“釣り”と“人間関係”の関係性。この二つの関係って、イコールだと思うんです。今までも、リールを巻くことは人を惹きつけること、“ユニノット”は人と人との絆や結びつき、“キャスティング”は相手に気持ちを伝えることなど、二つがリンクしていたように感じます。今回、釣りをするシーンが二回出てきました。一回目は魚に逃げられてしまい、二回目で初めて魚を釣り上げます。これ、ユキとハルの関係と同じですよね。
慌てるのはユキの悪い癖、人前でテンパってしまうこと同じ。水の中のルアーを想像すること、魚がどう感じるのかを考えることは、コミュニケーションをとる相手の気持ちを考えることと同じ。いつ来るかわからない、それは友達になるチャンス。一回逃してしまったら、もう二度とないかもしれない絶好のチャンス。思い通りにならない相手、人間も魚も一緒。焦ってしまい、逃げてしまった魚。その魚は、わかり合えないと決めつけて離れてしまった“ハル”のよう。

海咲の店に釣り具を持ってきたアキラ。黄色い車体には協力としてクレジットされているシマノルアーマガジンソルトのロゴがあります。海咲が手に取ったリールはシマノのステラSW。アキラがヘミングウェイに何をしにきたのかと思いきや、どうやらハルの目的である“江の島に住んでる超でっかいやつ”について探りに来たみたいですね。
今まではモブとして登場していた“歩”。釣り船の船長であり、海咲にほの字のようで…。

夏樹に、明日保を連れてきてと頼むハル。またも飛び出す“余計なこと”。その言葉に夏樹が怒らなかったのは、ユキと同じように悪気があって言っているわけではないと理解しているから。それにもしかしたら、心の底でいつかはどうにかしなくてはならないと思っているのかもしれませんね。
夏樹の「この店、どうにかする気かよ」という台詞。その後の「いいじゃねえか、しらす嫌いなら」という台詞から、保はお店を売り払おうとしているのでしょうか?もしかしたら保は、早く母親のことを忘れさせてやろうとしているのかもしれません。夏樹はいつも保を避けるだけ。夏樹も保も、一度言いたいことを言い合って、本気でぶつかり合うべきだと思うのですが…。そうしなくては、ずっと気まずいままで何の解決にもなりません。気をつかうさくらちゃんがかわいそう。

今回最大のお節介、夏樹と保への水鉄砲。無理矢理操ってもそれは形だけのもので、本当の仲良しではありません。そんなに簡単に上手くいくなら、誰も苦労しない…。ハルは宇宙人だから、人間の気持ちはわかりません。でも、この“わからない”は“知らない”であって、“理解出来ない”ではないんです。だから“わかりたい”と願います。
ケイトの元に行くハル。ユキもハルも、助言をもらいに行く先はケイト。“ごめんなさい”という言葉。ハルの“ごめん”は、いつも形だけのもの。気持ちを込めなくては、相手に本当の意味を届けることが出来ません。それに“宇宙人だからわからない”ということもありません。人間と同じ言葉を交わすことが出来、人間と同じ嬉しいや楽しいなどの気持ちを理解し、共有することが出来るのだから。

ハルのおかげで少しだけ変わることが出来たユキ。雪を溶かした春。でもユキだけを変えたわけではなく、ユキが変わったことにより夏樹も変わりました。変わったというより、少しずつ過去の自分を取り戻してきた…でしょうか?
二回目の釣り。“感じろ”は“相手の気持ち”。“焦るな”、“慌てるな”は“テンパるな”。人と魚にある“絶妙な加減”、それは自分と他者にもあるもの。“お前の魚”、“今度こそ絶対逃がさない”は、初めて出来た大切な友達“ハル”。一度は離れてしまった存在。魚を釣ったことを真っ先に伝えたい相手。目的の魚を釣り上げることは、ハルがユキに頼んだ友達としての“約束”。

テンパりそうになっても自らその状況を抜け出し、海へと飛び込むユキ。ユキにとって、ハルはそれだけ大切な存在。それに、ここまでユキを強く成長させたのもハルのおかげです。水中から水中へ、自ら逃げずに息苦しい方へ。
水鉄砲を投げ捨てようとしたハル。でもそれを止めるユキ。ハルは根本から手段を断とうとしましたが、自らの手に手段が残っている状態で我慢することの方が、断ってしまうよりも難しいことだと思います。自己責任が伴うこと。ユキは“もうどうでもよくなった”という感じですが、ハルにとってはちょっとした課題が残ったかな…と。もしかしたら、最後の方で使う時がくるのかもしれませんね。
今はわからないのが当然で、“わからない”からこそ“わかりたい”。そして“わかり合いたい”。魚を釣った事実を信じてもらえないのも、その事実を見ていないから。“わからないこと”と“伝わらないこと”は、宇宙人と人間ではなく人間同士でもよくあること。わかり合えた先にあるのは、素敵な“友達関係”。

次回予告を見ると、来週は歩の船に乗って釣りをするようで。船の名前は…青春丸?今のユキ達にぴったりの名前。楽しみです。

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アニオタというよりは、ぬるオタ。最近はのんびり肩の力を抜いて見られるアニメが好きです。
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