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君と僕。 第7話「りんごのとなり」

今回は悠太と高橋さんの話。そこまでの原作改変はなく、とても素直なシナリオでした。

高橋さんのモノローグが削られていましたね。例えばお茶していく?という意味だったと気付いたシーンや一番上の本ではなく、一つ下の本を取ろうとしたシーンなど。漫画では頻繁にモノローグが入り、比較的コミカルに描かれています。アニメだと媒体の違いであまり頻繁には入れられないので仕方がないですが、その補い方がなかなかよかったですね。喫茶店を思い浮かべたり、間合いで表現していたり…。そして重要な所にだけモノローグが入っていますね。
他にも悠太に告白した時、原作だと女子たちものぞき見しているんですよね。でもここはなくて正解。あまり前半に茶化すシーンは入れたくなかったんだと思います。後半のために。それに、まだこの時は高橋さんのことを悪くは思っていないと思うんですよね。付き合ったことで関係が悪くなったと思います。

悠太に「帰ろう」と言った時の高橋さんの髪の毛の揺れが印象的でしたね。“ずっと前からわかっていた”と気付いたのに、思いとは逆の「何で?」の一言。心の揺らぎ。
他にも下駄箱の会話シーンの時に挟まれる電車内のカットが印象的でした。電車は目的に向かうイメージ。そこに見えるのは理想の未来。最初はぼやけていましたが、徐々に鮮明に見えてきます。現実ではハンカチを渡し、涙を拭っただけですが、あの映像では多分キスシーン。面白い表現だと思いました。

悠太についても描かれていましたね。高橋さんと付き合ったのは、高橋さんを傷つけないため。告白を断ったら相手を傷つけてしまうので、能動的に受け入れたのです。悠太は今までの話の中でも描かれていた通り、みんなを見守り、みんなのことをしっかりと考えているキャラクターです。残り少ないジュースを飲んで音を立ててしまった時、自分も同じように音を立てて飲む優しい人。でもそれ故に自分の意見を持たず、相手の意見を優先させてしまうんです。自分が“兄だから”というのもあるのでしょう。話をしていても“自分”ではなく“弟”についての話題が多いんですよね。本屋でもファーストフード店でも、弟が主語の話題ばかりです。祐希と自分を比べていたりもします。

その悠太を一番理解しているのが祐希。千鶴が「両思い?」と言っているシーンのアップの顔が印象的でした。そして千鶴の「あの子のこと好きじゃないんだ」という台詞に対する反応で、自分のためではなく相手のために付き合ったと確信しています。告白された次の日は率先して尾行していましたが、その翌日には「今日は帰ろう」と言っていましたね。
最後、飲み物を買いに行くのに付き合ったのは“別れたこと”へのなぐさめだけではなく、“好きではないのに付き合ったこと”と“付き合ったことで高橋さんが友達との関係でぎくしゃくしてしまったこと”への悠太の罪悪感に対するなぐさめでもあります。

悠太は高橋さんと友達との関係にいつ気がついたのか。体育の片付けで高橋さんを手伝った時、すでに高橋さんが必死にみんなについていこうとしていることに気付いているんですよね。アニメだとちょっとわかりにくいかもしれませんが。CDを届けに来た時、友達がいなくなったタイミングで教室へ入ってきていますね。高橋さんが気付いた時には教室内をのぞく仕草をしていたので、会話の内容を聞いたわけではないと思います。その前から知っていたということですね。ここはアニメで挿入されたシーンです。漫画だと、昼食時から少し時間が飛んでいます。
…本筋と全く関係ないのですが、和太鼓ってアドリブなんでしょうかね?

今回の話は恋愛話ということで、いつも以上に女性的…“思春期の女の子”特有の話なんですよね。思春期の女の子は同じ価値観の子を集めて(同じ価値観を共有しあって)グループを作ります。そこが学校での自分の居場所、自分の全てになります。同じグループに居続けるために、同じ話題を共有しあったり、同じ趣味を持ったりします。だから“自分たちとは違う”と判断されると、そのグループからは孤立してしまう。追い出されてしまいます。高橋さんはそうならないために、頑張ってみんなに合わせようとしているんです。まだみんなには苗字でしか呼ばれていません。みんなとの距離があります。
高橋さんの友達も、別にいじめをしていたわけではないんですよね。自分たちとはは違うということへの拒否反応なんです。告白する前までは、応援していたかもしれません。心の奥で“失敗する”と思っていても、それは個人個人の思いであってグループ全体の思いではありません。そもそも親しい人にでも、不の感情を抱くことは誰にでもあると思います。表に出さないだけで。それが告白が成功してしまったことでグループの共通認識に変わってしまう。そして孤立してしまう…。
高橋さんは。悠太のことが好きだけれど、友達を優先させました。グループに属する、それが自分の居場所であり、学校生活そのもの。それを失ってしまえば、居場所がなくなりどうやって毎日を過ごせばいいのかさえわからなくなってしまいます。独りになるのが怖いと言っていましたね。それに悠太が“自分のことが本当に好きだから付き合った”わけではないこともわかっていますから、これ以上迷惑はかけられません。
EDのキャストを見るとわかりますが悠太たちのグループが5人、そして高橋さんたちのグループも5人なんです。男の子と女の子の対比(どちらも“女性から見た”ですが)になっています。男の子の方が楽観的で、女の子の方が現実的。

同じ飲み物でも違う味がする。同じ曲でも違って聞こえる。同じ恋でも、相手が、自分が、環境が変われば…。悠太の「高橋さんが少し変われば」という台詞の裏には、自分自身のことも含まれていると思います。

屋上で悠太が「みんなで回して飲んでね」と言った所、もう少し反論してもよかったかなと思ったのですが、傷心気味だと思って遠慮したのでしょうかね?原作では全力で反論していたので、ちょっと気になりました。

次回は可愛い後輩、松下君登場。1クール目じゃ登場しないかなと思っていたのですが、嬉しいです。楽しみ!

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アニオタというよりは、ぬるオタ。最近はのんびり肩の力を抜いて見られるアニメが好きです。
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