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つり球 第11話「伝説のビッグフィッシュ」

前回、タックルを組むかの如く集まったみんな。今まで釣りの技術の向上とともに築き上げてきた“人間関係”の集大成。試される四人の絆、そして意志の強さ。

前回の最後、ヘミングウェイへ落ちたミサイル。心配されていた歩ちゃんの安否ですが、直撃はまぬがれた模様。歩ちゃんの手によって守られたロッドとリール。その代償は歩ちゃんの骨折。そろった道具、それはみんなの思いが込められた物。“あいつ”を釣るべきなのはユキ、ハル、夏樹、アキラの四人。四人に思いを、そして未来を託す歩ちゃん達。
“あいつ”を釣ったら、星に帰らなくてはならないハル。歩ちゃんの言う通り、“さよなら”は“寂しい”。でも、別れは必ずやってきます。“さよなら”は釣りが終わってから。みんなで世界を救ってから。だって、無事に戻ってきて欲しいから。ここでお別れしてしまったら、もう戻ってこないような気がしてしまうから。海咲の言った“お別れパーティー”、ケイトの退院祝いのように本当に開かれるといいのですが…。

アキラ達の元にやってきたDUCK。捕まってしまうハル。アキラの意志。DUCKの一員として、江の島を任されたから江の島を守る…それは仕事での建前。半年間の監視は公、半年間の心のふれ合いは私。異星人に心を許せば、DUCKの隊員資格を剥奪されてしまう。それでもアキラは自らの意志を貫き通します。
そもそも、江の島に配属されたのは左遷。そこからどうにかして上層部に認めてもらおうともがいていたアキラ。そんなアキラが、社会的地位を捨ててでも守りたいもの。それは江の島、そして江の島のみんな。これは“仕事”ではなく“私情”、アキラの本当の“意志”。アキラが必死にDUCKに、社会的地位にしがみつこうとしていたことは上司もわかっていたはずです。だからこそ多少無茶をしても、アキラは命令に従うだろうと思っていました。予期せぬアキラの反抗。アキラは使い勝手のいい駒。だからといって捨て駒ではありませんでした。小さくとも、なくなってはいけない歯車の一つ。そんな歯車の反逆。“暑苦しいのが苦手”と言っていたアキラ、そんなアキラが張り上げた声、とった行動。それはまぎれもなく“熱い”です。

沖へと急ぐ青春丸。もしも“あいつ”が釣れなかったら、一人で何とかしようと考えているハル。生きていれば必ず経験する“別れ”。でも自分を犠牲にするような無茶な別れ方と、円満な別れ方は違うもの。ハルはどちらの別れ方も同じくらい悲しいと思っています。でもユキ達にとっては、目的を達成し、笑顔で“さよなら”をした方がいいに決まっています。友達だからこそ、無事に星へと帰してあげたいんです。

江の島から遠くへ逃げるよう、住人に避難を促すDUCK。江の島を、世界を救うために釣りをしている四人。そんな四人を置いて江の島を離れることは出来ない保。何も知らない人からすれば、「こんな時に釣りかよ」。でも地球の危機に直面している四人からしたら、こんな時だからこそ釣らなくてはならない。四人の願いは地球を救うこと、みんなを守ること。それは、DUCKだって同じです。宇宙人には容赦しないDUCKですが、そもそもの目的は地球、そして人間を守ること。やり方は違っても、目的は一緒。四人が“あいつ”を釣り上げても、保が江の島に残り爆発や火災に巻き込まれてしまったら元も子もありません。

“あいつ”を発見したユキ達。結び方はユニノット。荒波と雨風の中、難しいキャスティング。居場所を探るカウントダウン。今までの復習。なかなか食いついてくれない“あいつ”。相手の気持ちを考えるユキ。自分の家のベッドの上と同じ、船の上で寝そべり、目をつぶるユキ。今までのことを思い出し、整理して、答えを導き出そうとします。駆け巡るハルとの思い出。記憶の中のハルの姿、最初は疎ましいと思っていたけれど忘れてはいない光景、そこから導き出した答えは“赤”。これで、何故ハルがユキを選んだかがわかりましたね。ユキの髪が赤かったから。だから初めてハルがユキを見た時、瞳に“赤い魚”の姿が映ったんです。赤い髪は、フランス人のクォーターであるユキのコンプレックスでした。でもその赤い髪があったからこそ、結びついた関係。ハルがユキを引き(惹き)寄せるよりも前に、ハルはユキという“赤い魚”に食いついていたんですね。
ルアーを赤く塗るユキ。ワンセグで流れる自分達のこと。今、日本中を駆け巡る情報。日本を、世界を、地球を背負う四人。のしかかる重圧。一人では簡単に押しつぶされてしまいますが、四人で背負えば大丈夫。それにユキ達は、あの日みんなで話したように、世界が終わるかもしれない日に一緒に釣りをしているだけなのだから。

迫り来る台風の暴風域。対艦ミサイルの発射。刻一刻と迫るタイムリミット。イージス艦に残されたDUCKの隊員を、アキラは“仲間”と言います。DUCKから追放されようとも、なおも仲間だと言い、守らなくてはならないと考えるアキラ。上司も出来ることなら助けたいと思っています。でも、早くしないと手遅れになってしまいます。大きな犠牲を出す前に、小さな犠牲で食い止めたい。でもDUCKの隊員だって、守るべき“人間”であることにかわりありません。ユキを支える夏樹とアキラ、操られないように全力で力を使うハル。一つになる、みんなの強い思い。

壊れたルアー、壊れたハルの三角形。頭上には、大きな“あいつ”の三角形。操られるハル。それでも最後の力を振り絞って、自らを犠牲に“あいつ”を遠ざけようとします。でもそれは、ユキも、誰も望んでいないこと。ハルの口から出た、“さよなら”の言葉。あの時言えなかった“さよなら”、言ってしまった“さよなら”。“さよなら”は戻ってきてからだと言ったのに…。
暴風域に入った途端、急激に力を増す“あいつ”。踊り出す人々。残された時間は、あとわずかです。

次回は「さよならのフィッシング」。第1話のサブタイトルと同じ、“フィッシング”です。ハルとみんなとの“さよなら”、そして私達視聴者との“さよなら”。
壊れてしまったルアーと、操られてしまったハル。そこをどうカバーし、釣り上げるのかが問題となりますね。“ユキが釣り上げる”というのはハルとの約束なので果たされると思うのですが…。ルアーの代わりになるものと言ったら、赤い“ユキ”くらいしか思いつきませんよね。ハルの瞳に映った“赤い魚”ですし。ハルの後を追って、ユキが海に飛び込むとか…?次回はいよいよ最終回、みんな笑顔で迎えられるといいのですが…。
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つり球 第10話「俺たちのタックル」

前回、ばらばらになってしまった四人。そんな四人が絆の力で再び集まる今回。タックルとは釣り用具全般のことです。タックルを組むかの如く江の島に集い、一致団結するみんな。一人一人の力は、一つ一つの部品。欠けてはいけないもの。そして、釣りの“タックル”と阻止する“タックル”とのダブルミーニング。

接近する台風。近づいて来る世界の終わり。“あいつ”を見つけ出し、ミサイルで攻撃しようとしているDUCKですが、軍艦の乗組員が操られてしまったら大変なことになってしまいます。そんな状況を見かねたアキラ。一人で“あいつ”を釣り上げようと考えますが、その考え方はハルと同じ。みんなを巻き込むわけにはいかないから、悪役になったハル。アキラも同じように一般人を巻き込まないようにと考えましたが、やはり一人では無謀。そこで出るタピオカの助言。“仲間”と協力し合うこと。前回“友達関係”を確信したアキラだからこそ、“仲間”という言葉に強く惹かれます。

名古屋から横浜まで戻ってきたユキ。そこからJR横須賀線で鎌倉まで向かおうとしますが、あいにくの運転見合わせ。仕方なく、横浜駅西口からタクシーに乗ろうとします。(時間帯にもよると思いますが、電車が止まっていたらタクシー乗り場が混雑するような気も…)でも、今の江の島は立ち入り禁止。何とかして江の島まで行こうと、テンパるユキ。般若顔になりながら必死に頼み込むユキですが、今までのテンパり方とは少し違います。今まではテンパると言葉を発することが出来ませんでした。でも今回は言葉を発しています。自分の意志を伝えることが出来ているんですよね。息を吸うことさえ出来ない水の中、必死にもがいてはき出した言葉。

他のキャラクターよりも、非日常から少しはなれた場所にいた夏樹。そんな夏樹も、ようやく“世界の危機”へと引きずり込まれていきます。行方のわからないハル、江の島にいないユキ。アキラが“仲間”という言葉で思い当たったのは、唯一居場所がわかる夏樹。
五頭竜の言い伝え。今回出てきた“江の島踊りの起源”。江の島踊りとは、元々竜に操られて踊ったのが始まり。そして、今回と同じ事態が何百年も前に起こっているとのこと。何百年も前ということは、昔暴れた竜と今回暴れている“あいつ”とは違う個体なのでしょうか?竜の怒りを鎮める方法、それはやはり“釣り”。昔釣り上げられた竜はどうなってしまったのでしょうか?天女が星に連れて帰ったのでしょうか?

ユキが江の島へ向かう理由。それは“友達”のため。誰もが思い浮かべる“友達”、“仲間”、“大切な人”。その思いに引き寄せられ、集うみんな。「友達は金じゃ買えない一生モンだから」…タクシー運転手の言葉。友達同士の繋がりは強固であり、時にもろい。壊れたまま放置すれば、修復不可能になってしまう。あの時ああしておけばと後悔しても、もう遅い。お金で買うことは出来ないし、流れていった時間を戻すことも出来ません。
水鉄砲で花に水を与えるハル。そういえばケイトにもらった花が長い期間咲き続けていますが、もしかしたらハルが水を与えていたからかもしれませんね。花だって生きています。綺麗に咲き続けて欲しいというハルの願い。

保を「親父」と呼ぶことが出来た夏樹。自分のことを心の底から心配してくれた、そんな保を受け入れることが出来たからこその「親父」という言葉。素直な感謝の気持ち。二人の間にあった溝を埋めることが出来た夏樹。さくらちゃんから渡された、母親のブレスレット。家族でおそろいのブレスレット。夏樹には友達との絆だけではなく、家族との絆もあります。
世界を、江の島を救うために力を合わせるみんな。ルアーは五頭竜の置物がくわえていた物、ロッドとリールはヘミングウェイにある物。組み立てられていく、世界を救うための部品。他に必要なのは“天女”と“供なる者”。“天女”は宇宙人である“ハル”、“供なる者”は“ユキ、夏樹、アキラ”。連絡の取れないユキですが、必死に江の島へ向かいます。人生はまだまだ長くとも、“今”という時間は待ってくれません。

出なくなってしまった水道の水。残り少ない水鉄砲の水。乾いてきてしまったハル。水がなくては生きられないのは、ハルも花も同じです。残った水を自分に使うのではなく、花に与えるハル。残りわずかな水は、ある意味残された命。それを与えてしまうことは、自分の命を分け与える行為。まるで前回の取った捨て身の行動のよう。大好きなものを守るため、綺麗に元気に咲いて欲しいから…その身を犠牲にするハル。

夏樹とようやく合流出来たユキ。江の島へ行くために、江の島踊りを踊る夏樹。今までは出来なかった行為です。保のことを素直に「親父」と言えたことと同じ、無駄なプライドを捨てることが出来たからこその行動。アキラが平八に「ナマズデ」と言ったのも同じですね。平八に「ナマズデ」と言われた時は、あんなにも嫌がっていたのに。

ハルの元にたどり着いたユキ。何故戻ってきたのかと激高するハル。守りたいから悪役になったのに、守りたいから遠ざけたのに…。戻ってきてしまったら意味がなくなってしまいます。もうこれ以上ユキを守ることが出来なくなっていまいます。そんなハルを叩くユキ。転がった空っぽの水鉄砲は、今はユキを綺麗に元気に咲かせてあげる力がないということ。
ハルの口から語られる真実。各回の最後に入るモノローグの“答え”。ハルが魚だということを初めて知るユキ。宇宙人で、しかも魚。そんな真実を知っても、コミュニケーションを取ることが出来る“友達”なのだから、関係が変わってしまうことはありません。
“あいつ”に操られ、群れの中に入ってしまったココ。話を聞くと、操られているだけで死んではいないような気がしますね。“あいつ”を何とかすれば帰ってきそうです。もしも“あいつ”が暴走しているわけではなく(今は暴走しているとしても)、何らかの目的をもって人を操っているとしたら、同じコミュニケーション方法を取り、なおかつ“あいつ”の側の群れの中に入ってしまったココなら“何故”“あいつ”がこんなことをしているのかがわかりそうな気がします。ハルだけではなくココだって“天女”ポジションですし。
無理矢理釣りをさせたり、出会った時からずっと身勝手だったハル。でもそのハルの強引さが、明るさが、ユキの心を溶かしました。“あいつ”を釣り上げる、それはユキとハルとの“友達”としての約束。差し出されたハルの右手、それを引っ張るユキの右手。それはまるで、魚を引っ張り上げる動作のよう。第1話の教室のシーン、ユキに向けて釣り竿を振り、リールを巻いていたハルを思い出します。あの時、ユキをたぐり寄せたハル。今回はその反対。引き合い、引き上げ合うハルとユキ。ハルの頬を伝う涙。魚は涙を流しません。宇宙人と人間の間にある壁が取り払われた瞬間。あるいは、ユキがハルに与えた“水”。
ユキとハル、最後に来てしまう本当の別れ。宇宙人と人間ではなくても、別れは必ず訪れます。その時こそ、絶対に言わなくてはならない“さようなら”。

“あいつ”の位置を特定したDUCK。攻撃を仕掛けようとしますが、水に触れなくとも近づいただけで操られてしまいます。それほどまでに強くなった“あいつ”の力。台風という最悪のコンディション。操られたせいで、あらぬ方向へ飛んでいくミサイル。
ヘミングウェイへ向かった歩ちゃん。歩ちゃんが爆発に巻き込まれたかどうかは、電話の内容からだとわかりませんね。「ヘミングウェイに着いた所」というのは、ヘミングウェイの前まで来たという意味なのか、それともヘミングウェイの中に入ったという意味なのか。「ロッドは準備しとくから」はロッドをもうすでに手に入れたということなのか、それともまだなのか。最後の「やったぞー!」と叫んだ時に、第5話のようにヘミングウェイから外に飛び出したのか、それとも中にいたままだったのか…。もしも直撃していた場合、歩ちゃんの命以外にロッドとリールを失うことになってしまいます。さすがに今から代用品を探すのは難しいと思うので、無事だと思うのですが…。

刻一刻と迫るタイムリミット。歩ちゃんは無事なのか、“あいつ”をどうやって釣り上げるのか…。次回が待ち遠しいです。

つり球 第9話「衝撃のアンダーウォーター」

第6話の「戦慄のスプラッシュ」と同じ、「○○の○○」という形式のサブタイトル。前回、ようやく築き上げることが出来た四人の絆。今回はその四人がばらばらになってしまうお話。嫌いになったから、喧嘩をしたからではなく、状況やハルの思いがそうさせたという所がポイントです。

ドライヤーを手に、江の島に集結するDUCKの人々。“日常”の裏で静かに進行していた“非日常”。“日常”だと思っていた江の島踊りを踊るサーファー達も、本当は異常な“非日常”の光景でした。気づかぬうちに蔓延していった不穏と地球の危機。一足先に非日常へと足を踏み入れたハルとアキラ。非日常に気づかず、まだ日常の中にいたユキと夏樹。そんな二人も、否応なしに“非日常”の波にのまれます。

水の使用を禁止するDUCK。JFXこと、“あいつ”に操られないための対策。人間は水の中では生きられません。けれど、人間の体のほとんどは水で出来ています。喉だって渇きます。水がなければ死んでしまう人間。花も魚も、水がなければ生きられません。
軍艦を使い“あいつ”を攻撃しようとするDUCK。軍艦を撤退させ、一刻も早く“あいつ”を釣り上げるべきだと言うアキラ。DUCKは、宇宙人と人間は端からわかり合えないと考えています。理解し合うことを諦めています。それはまるで、ハルと出会って間もないの頃のユキのよう。自分から歩み寄らなければ、自分が変わらなくては、相手は変わってくれません。永遠にわかり合うことは出来ません。本当はわかり合えるはずなのに。ハルと交流を持つようになったアキラ。みんなとのふれあいにより、ハル達と一緒にいることが“仕事のため”から“自分のため”へとかわっていきました。ハル達に感化されたアキラ。アキラの口から出る言葉はハルの意見。ハルの言葉を鵜呑みにしているアキラを信じられないDUCK。
カレーの中を泳ぐシラス。カレーは世界、そして社会。右倣えな集団の中で、一人一人が持つ意志や思惑。一匹では小さくひ弱なシラス。でも、思いの強さはそれぞれ違います。そして一つ一つの力は小さくとも、集まり、同じ目的のために力を合わせれば、それは大きな力となります。スイミー。

自らを犠牲に、“あいつ”に立ち向かうハルとココ。“あいつ”に操られないように、呼びかけ合いながら“あいつ”を遠くへと誘導する作戦。作戦に必要なのは、お互いの気持ちを離れさせないようにすること。これって、攻略のヒントのような気がします。水を使ってコミュニケーションを取ろうとすると、人間は操られてしまいます。それは、その思いがダイレクトに伝わってしまうから。思いが強いから。人間だって、簡単ではないけれど相手の気持ちを動かすことが出来ます。それぞれが相手の心を動かすほどの強い意志を持てば、そうやってお互いをフォローし合うことが出来れば、もしかしたら“あいつ”の影響を受けずに済むかもしれません。あくまで仮説ですが…。
いなくなってしまったハル。言えなかった“さよなら”。さよならを言っていないのだから、まださよならではない。ハルは“さよなら”を言うために戻ってくる。絶対に戻ってこなければなりません。
“あいつ”との死闘の末、海へと落ちていくココ。ココは最後に、ハルへ“逃げろ”という意志を伝えます。ハルには“さよなら”を言わなければならない義務があるから。ココはどうなってしまったのでしょうか?海に落ちても溺れるということはありません。なので、あまり死んだとは考えにくい気がします。力の使いすぎや、“あいつ”が物理的な攻撃をしてこない限り。操られ、魚の群れの中に取り込まれた…とか、そんな感じかなと思います。これで本当に退場だったら悲しい…。でもココがいなくなったということは、今こそ四人で力を合わせる時です。

睡眠薬を使い、脱出してきたアキラ。事態の全容を知ることとなったユキ。アキラはユキを危険から遠ざけようと、これ以上関わるなと忠告をします。アキラは「俺“達”に任せろ」と言いましたが、現状DUCKは聞く耳を持ってくれません。つまり、自分一人で背負おうとしているということ。大人が子供を安心させるための嘘。でも、アキラの言葉に声を荒げるユキ。今まで築き上げてきた人間関係、深め合ってきた友情。前回、「このまま、ずっとこうしてたいな」と願った四人。確かにみんながずっと一緒にいることは無理かもしれません。ハルとの別れは遅かれ早かれ来るもので、夏樹にはバスプロになる夢があり、アキラもずっと学生を続けてはいけないでしょう。いつかは来る別れ。でも、それぞれの別れにも“さよなら”の言葉が必要です。何も告げずに別れてしまう、それはとても悲しいこと。
みんなを危険から遠ざけるために、自ら悪役になるハル。「大・大・大嫌いだ」、それは大好きだから。「江の島から出てけ」、それは江の島から逃げて欲しいから。大好きなものを守るための行為。でもそれは、自らの胸を締め付ける行為。

避難バス、そこで言い伝えについて叫ぶ平八。“あいつ”を鎮めるために必要なのは“天女”です。四人が天女の役割を果たすのか…。それとも、海に落ちたココが役割を果たすのでしょうか?でもココは、天女の役割ではなく目標達成の前の壁として出てきそうな気もします。

ハルはみんなを守るために江の島に残り、ユキはハルの手によって名古屋へ、夏樹は避難バスに乗り、アキラも江の島を守るために行動します。ばらばらになってしまった四人。「もし明日世界が終わるとしても、俺、絶対釣りしてると思う」…そんなみんなの願いを裏切ったハル。でもそれは、ハルなりに考えた行動。けれど、根本的な解決にはならない行動。
ハルの意図がわからないユキ。ユキと電話で会話をする夏樹ですが、右手にさくらちゃんが作ったブレスレットをつけていますね。夏樹はユキに「ハルがどうなってもいいのか」と言いますが、ユキは突然のことに頭の中を整理することが出来ない状態。でも“何故そうしたか”という答えにたどり着く材料は、すでに持っているはずです。自分の目で見た真実。ハルの表情、その表情から読み取れる真意。
ケイトがハルを一緒に住まわせた理由。それは、ハルがまっすぐ咲いた花のようだったから。そしてその花が、ユキには必要だったから。花は綺麗で、純粋で、心を和ませてくれる物。はかないけれど、力強く、咲く時は元気いっぱい満面の笑み。ユキの心を溶かしたハル。春は花の季節です。
ハルの水鉄砲に倒れ込んだケイトですが、傍らには割れた花瓶と花があります。いつも病室にあった一輪挿し。今までは、一輪挿しを見てはかなさを感じていました。今回も、その花が無残に散っている様を見て不吉に感じました。でもあの一輪挿しがハルだとすると、まっすぐに力強く咲いていた花が散ってしまった、ハルの心に影が差した…そういう風にも感じられます。ですが、まだケイトについて安心出来ませんよね。何もなく終わればいいのですが…。
ちなみにユキとケイトが味噌カツを食べていたのは矢場とん名古屋駅エスカ店です。

“あいつ”を釣り上げようとするアキラ。ですが、やはりDUCKはアキラの考えを聞いてくれません。地球を守るために働くDUCK。アキラも、江の島を、みんなを守るために行動しています。「ガキ」や「友達ごっこ」と言われますが、むしろそれは今のアキラを表す言葉。ユキ、ハル、夏樹と対等な“子供”の立場に立てたということ。そして、三人と友達関係になれたということの証明。今まで友達がいなかったアキラ。友達や大切なもの、守りたいものが出来た、それを自覚することが出来たのは嬉しいこと。そしてその思いは、とても強いものです。

本格的に危機を目の当たりにし、ばらばらになってしまった四人。でもどんなに離れたって切れない絆を、彼らは作り上げてきました。そして、みんなに共通する“大切なものを守る”という強い気持ち。次回予告を見ると、アキラがDUCKに反逆しているようですが…どうなるのでしょうか?楽しみです。
余談ですが、砂浜に押し寄せてくる船に“栄腕丸”と書いてあることに気づきました。A-1 Picturesですからね。

つり球 第8話「嬉しくてファイティング」

釣りを通して友情を深め合い、成長してきた“日常”。その裏で静かに進行していく“非日常”。日常と非日常の間にいるハルとアキラ、まだ日常の中にいるユキと夏樹。でも“釣り”をすることで、四人は同じ“青春”という場所に立つことが出来ます。同じ青春という場所で、同じ体験をし、同じ景色を見る四人。

さくらちゃんの失踪。平八の語る、神隠しの言い伝え。言い伝えには「始めに幼き生け贄選ばれし」とありますが、結果的にさくらちゃんが生け贄になることはありませんでした。しかし、この“始めに”という単語が気になります。ここからが、五頭竜の言い伝えの始まりだということ。災厄の始まり。
ユキの両親について。いなくなってしまったユキの両親。ユキの両親がいなくなってしまったのはいつ頃なのでしょうか?親や兄弟、家族について「わからない」と言っていたので、物心がつく前や、忘れてしまうほど昔からいないのでしょうか?それとも、「きっと戻ってこないから」と断言していたので、別れの瞬間は覚えているということでしょうか?長い間会っていないので、もう諦めているだけ?後半に幼い頃のユキの写真が出てきますが、ケイトと二人で写っている写真しかありません。情報が少ないので何とも言えませんが、ユキの両親と“神隠し”とが関係している可能性もありますね。
アキラから、夏樹への助言。ずっとハルを追っていたアキラだからこそ(第1話の江の島を巡るハルと、第3話のハルと同じ場所を辿るアキラ)、「その人の気持ちになるしかない」という助言が出来たのかな…と。ずっと助言をする立場だった夏樹。でも夏樹の助言は“釣り”に関してであり、“人間関係”ではありませんでした。相手の気持ちを考えることも、魚の気持ちを考えることも一緒。今までそれに気づけなかった夏樹。
ようやく巡り会えた夏樹とさくらちゃん。独り言では「絶対謝んないからね」と言っていたさくらちゃんですが、夏樹に抱きつき発した言葉は「ごめんなさい」。さくらちゃんはいなくなりたかったわけではなく、探して欲しかったんですよね。過去の記憶の中で出会えた二人。二人にとって大切な記憶、忘れてはならない宝物。母親と一緒に食べたしらすアイス。夏樹のしらす嫌いは、母親のことを思い出してしまうからだったのでしょうか?

ハル達の目的。それはバミューダシンドロームの原因となっている“あいつ”を捕獲し、連れて帰ること。そして“あいつ”とは大昔に地球に来たハル達の仲間、つまり宇宙人。でも言い伝えでは天女が五頭竜を鎮めていますね。その時の五頭竜と、今悪さをしている“あいつ”は同一なのでしょうか?それとも、言い伝えは過去にあった同じような事例?どちらにせよ、過去に同じようなことがあったということは間違いなさそうなので、言い伝えが解決の手がかりになりそうです。どうやって海から引きずり出すのか、どうやって相手の能力を無効化するのか…。
水を使いコミュニケーションをとるハル達。やはり水鉄砲自体に特殊な力があるのではなく、水そのもので人を操ることが出来るみたいですね。ハル達は水を使い直接的なコミュニケーションをとっているから、思ったことをそのままストレートに言ってしまっていたんですね。だから、相手の顔色をうかがったり、時と場合によって遠慮したりという“一旦考えてから思いを伝える”というコミュニケーションが苦手。そして、水を使うコミュニケーションが直接的だからこそ、思いが強すぎて人間を操ってしまう…。
その“水を使うコミュニケーション”は、ハル達の仲間である“あいつ”も同じ。“あいつ”の力が強くなれば、空気中の水分だけで人間を操ってしまう。例えば“雨”や“台風”。そうなれば、もはや江の島だけの問題ではなく、地球全体の危機です。ハル達の目的と、地球の危機を知ったアキラ。そして、その様子を監視するDUCK。

夏樹と保の会話。保の正面の椅子に座る夏樹。今まで真正面から向き合うことの出来なかった二人。「前に進め」…それは過去に囚われて動けずにいた夏樹への、保の言葉。そして、きっと母親だってそう思っています。いつだって、みんなのことを見守っている母親の遺影。そこに存在しなくても、感じられなくても、見守っている母親。過去の記憶を捨ててしまうのではなく、大切な宝物として胸に仕舞い、過去から未来へと歩き出す。一歩でもいいから、前へ進む。それが、生きるということ。

ユキの気持ち。いくら悩んでも、答えが出せないことがあります。それは、自分が体験していないこと。自分の中に答えを出すための材料がないから、悩んでも悩んでも答えが出てきません。形を成すことが出来ない、心の中のもやもや。それが少しずつ単語になって、言葉としてあふれ出します。両親がいなくても、遠慮せずに気持ちをぶつけられる友達がいます。両親の代わりとなってくれるケイトがいます。少し寂しいけれど、満足している日々。今までは助言する立場だったケイトですが、今はもうユキの気持ちを静かに聞くだけ。ケイトの助言を必要としなくなったユキ。

ハルとケイト。別れの言葉は「さよなら」。この“別れ”は、やはりユキ達との別れなのでしょうか?そして、別れの時にちゃんと「さよなら」を言うことが出来るのでしょうか?ハルだけではなく、全員がばらばらになってしまいそうなのが不安です。

四人での釣り。「このまま、ずっとこうしてたいな」…そう思っているのは夏樹だけではなく、四人全員。「もし明日世界が終わるとしても、俺、絶対釣りしてると思う」…“あいつ”を釣る日、それは世界の終わりに直面する日。地球の危機を知っているアキラは目をそらし、ハルは世界は終わらないと言います。ハルは江の島が大好きで、みんなが大好きで、みんなで釣りをすることが大好き。みんな同じことを思っているけれど、そんな大好きなことから“別れ”なければならない(かもしれない)ハル。
釣り上げた魚。勝負は夏樹の負け。今回は教える立場ではなく、教えられる立場だったからこその負け。バスプロになることを決意した夏樹。ずっと前へ進むことが出来なかった夏樹ですが、ここからが新たなスタートライン。短くなった髪も、前へ進むための新たな一歩。そして、髪の短い姿こそが本来の夏樹です。
さくらちゃんと夏樹。さくらちゃんが教える立場で、夏樹が教えられる立場。さくらちゃんはまりちゃんが好き。まりちゃんを受け入れることは、過去から未来へ進むこと。でも、時々話したくなる母親のこと。母親のことは忘れられません。忘れては駄目なんです。それは過去にしばられることではなく、素敵な思い出を振り返ること。前へ進むための原動力。

DUCKに切り捨てられたアキラ。絶体絶命の状況ですが、この状況を切り抜けることが出来れば自由。仕事や命令にしばられす、自分の意志で行動出来るチャンスでもあります。

テレビから聞こえる音声、“台風16号”。台風が日本に接近してきています。台風が接近し雨が降れば、“あいつ”の力によって多くの人間が操られてしまいます。台風の接近、それは地球の危機。この台風こそが、タイムリミットであり決戦の時。

まだ日常の中にいるユキ。地球の危機について何一つ知りません。追い詰められたアキラはどうなってしまうのか。ハルは「さよなら」してしまうのか。次回も楽しみです。

つり球 第7話「切なくてカウントダウン」

神隠しとバミューダシンドロームについて、それとハルの目的である“あいつ”について少しだけ明らかになった前回。サブタイトルが前回「○○の○○」ではなく、前々回と同じ形式に戻りました。つまり、“人間関係と釣り”という構成に戻ったということ。でも、そんなお話の裏では前回の内容に関することが進行しているようで…。

初めてアルバイトをして稼いだお金、そのお金で買った初めての自分専用の釣り道具。稼いだお金はほとんどなくなってしまったけれど、初めて体験したことと体験を通して感じたことは自分の糧となり、一生心の中に残り続けます。手に入れた釣り道具と貴重な体験は、一生の宝物。
あれ以来、様子のおかしいハル。「海は危ない」、「禁止」、「反対」などと言い、海から遠ざかろう、遠ざけようとしています。

「適切な距離を保て」…アキラへ、上司からの命令。釣りは仕事のためと言っていますが、本当は楽しいから、趣味だから釣りをしています。それに、みんなでやった釣りが楽しかったというのも事実です。でも、素直になれないアキラ。これが仕事であること、上司の命令、大人だからこそのプライドが壁となっています。
アキラがレインコートを着ているのはハルの水鉄砲対策。ハルが近寄ってきた時、水鉄砲を食らわないように傘を盾にしていますね。

“自分で考える”釣り。今回この“自分で考える”ことが物語のポイントになりますね。ユキはこれまでの成長の中で“自分自身について考えること”だけではなく、“相手について考えること”も出来るようになりました。第2話で言われた、「人の気持ち考えろよ」からの成長。ユキは本当に成長しました。ですが、他のキャラクターの成長はまだまだこれからです。

ハルのアキラに対する接し方の変化。前回までアキラを怖がっていたハルですが、自らアキラへと近寄ります。これは、アキラ以上に恐ろしい存在を知ってしまったからでしょうか?それとも、アキラが自分や江の島の異変について調査しに来たことがわかったから?「もうしないから、大丈夫だから」というハルの台詞は、ジェスチャーで水鉄砲のことだとわかります。もう釣りはしないから、もう海へ行かないから、操られて水鉄砲を使ってしまうことはないということ。敵対視しないでという意味合い。これをわざわざ伝えたのは何故なのでしょうか?

夏樹の誕生日。家族みんなで釣りをする計画。第3話でのさくらちゃんと保の会話を思い出しますね。この二人で考えた計画なのでしょうか?みんなで釣りをするのは楽しいこと。昔みんなで釣りをしたのも楽しい思い出。だから今回も、楽しい思い出を作りたい…そう願うさくらちゃん。

ハルの胸の痛み。これで「きゅーん」が胸の痛みだということがわかります。これまでのハルの悩みって、ユキについての悩みだったと思います。ですが今回は、ハル自身についての悩み。ケイトの助言は「頑張るしかない」。自分に何が出来るか、“自分で考える”。今回釣りに参加していないハルへの助言、そして課題。

手作りのブレスレット。さくらちゃんと保の思いが詰まったプレゼント。釣り糸は人を惹きつけ、人と人とを結ぶ物です。家族の絆のため、重要なアイテム。まりちゃん(EDで“真理子”という名前だということがわかりました)の分と、亡くなった母親の分も用意しています。まりちゃんには新しい家族になって欲しいから。亡くなった母親の分もあるのは、まりちゃんが家族になっても忘れてしまうわけではないから。みんな合わせて一つの家族。そう思っているのはさくらちゃんだけではなく、一緒にブレスレットを作った保も同じ気持ちのはずです。

海へ行くことを嫌がるハル。それでもユキの「頑張るしかないだろ」という言葉を受け、ついて行く決心をします。胸の痛みをどうにかするために、頑張るしかないから。それにハルは、前々から夏樹と保の仲を気にかけていましたから。「みんなでずっとずっと、仲よくしていたい」…ハルが心の底から願うこと。

夏樹の気持ち。第4話でお店のことや夏樹自身のことが少しだけ出ていましたね。言わなくてもわかって欲しい気持ち、言わなくてはわからない気持ち。その二つが生んだ溝。夏樹と保、二人とも面と向かって言えなかったことがたくさんあります。二人とも同じように不器用。
自分の気持ちを素直にぶつけたさくらちゃん。その言葉を拒否し、さくらちゃんを叩いた夏樹。さくらちゃんはずっと、夏樹と保の間で板挟みになっていました。夏樹がもっと保に近づいてくれれば…そう思っていました。ただみんなで笑顔でいたいだけ、家族で仲よくしたいだけなのです。夏樹は何故さくらちゃんを叩いたのか。それはさくらちゃんの言葉がうっとうしかったからだけではなく、ずっと自分の味方でいてくれると思ったのに自分に反抗したからでもあると思うんです。さくらちゃんが二人の間で板挟みになっていたのと同じように、夏樹も“バスプロになる夢”と“お店を継ぐこと”の間で板挟みになっていました。保に相談出来ればあまり悩むことはなかったでしょう。でも母親の死によって、二人の間に亀裂が出来てしまいました。誰にも相談出来ず、一人で抱え込む夏樹。出口のない迷路のように、結論が出せずどつぼにはまってしまいます。夏樹がユキに言った「わかるわけねーだろ」という言葉。こんなにも悩み苦しんでいるのに、みんな自分のことをわかってくれない…。でもこの「わかるわけねーだろ」は、そう簡単に自分の気持ちを理解されてたまるもんかという、わかってもらえないことに対する諦めでもあります。そして、相手の気持ちを理解することも諦めてしまう…。本当は自分の気持ちをぶつけなくてはいけないのに、言葉に出さなくては気づいてもらえないのに、意地っ張りで不器用な夏樹は伝えることと理解することをはなから放棄してしまいます。結局、自分の殻に閉じこもってしまう夏樹。

ユキの回想。今までは自分のことで手一杯だったユキ。自分のことばかり悩んでいたユキですが、今は違います。今は相手のことを考えられる、相手のために悩むことができます。でも、夏樹の本当の気持ちはわからないまま。両親のことも、兄妹のことも、ユキには理解出来ません。理解出来ないとこは、歯がゆくてくやしい。第4話で出てきた宇宙人と人間が理解し合うことの難しさ。でも人間同士だって、お互いを理解し合うことは難しいです。

夏樹の母親。眼鏡をかけたその姿は夏樹に似ていて、全体の雰囲気はさくらちゃんに似ていますね。

ハルとアキラ。何故か一緒にいる二人。気になるのは、二人とも“海”の方向を見てから顔を見合わせたことです。あの場所から見える海、視線の先にあるのは三角形のあいつ。もしも前半、ハルがアキラに「もうしないから、大丈夫だから」と近づいたことに何らかの意図があるとしたら?敵対視しないでくれ、協力してくれという意味だったら?ハルはアキラに、自分の目的を告げた可能性がありますね。

襲われた漁船。操られ、江の島踊りを踊る乗組員。江の島踊りを踊らされるだけではあまり怖そうだとは思いませんが、こうも数が多いのは怖いですね。まるで破滅への序曲のよう。不吉です。

次回はさくらちゃんを探す所からでしょうか?夏樹達についても気になりますが、ハルとアキラの関係についても気になります。楽しみです。

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Author:人見
平成生まれゆとり系女子。
アニオタというよりは、ぬるオタ。最近はのんびり肩の力を抜いて見られるアニメが好きです。
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