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夏目友人帳 肆 第8話「惑いし頃に」

七瀬の過去回。前回書いた通り、“現在”に関わってくる“過去”のお話でしたね。

ここ最近、あまり役に立っていないような気がするニャンコ先生。肝心な時にいなかったり…。今回も空から落ちたり、井戸に落ちたりしていました。本来の姿に戻れば空から落ちることはなかったのでは?と思うのですが…どうなのでしょうか?いちいち変化するのが面倒なのでしょうか?

七瀬の過去。“悪しき妖怪は祓い、力ある妖怪は式として使い、それ以外には心をとめない”、それが祓い屋の心得だと言い聞かされて育った幼少期。でも、それ以外の妖怪に“心をとめてしまった”七瀬。心の迷い。

同じ学校に通う女の子たちとすれ違った七瀬。奇妙な行動や言動から、「変な子」と言われています。夏目やレイコと一緒。すれ違う時に小天狗と話すのを止めた所を見ると、妖怪が見えるということ隠そうとしている、普通でいたいと思っているように見えます。妖怪よりも、人間。

ミカゲとの出会い。レイコに“祓うべき妖怪と戦わなくてもいい妖怪”の区別の仕方を聞きたかった七瀬。七瀬は「妖怪は全て祓うべきだと思う」と言いました。自分にだけ見えてしまうから。妖怪と話をしたら、情がわいてしまうから。自分が辛くなってしまうから…それが七瀬の考え方。でも、七瀬は小天狗を助けました。

「人に害をなす妖も、それを祓うことを生業とする人も、互いにそれが、その者の業なのだ」…ミカゲの台詞。「業とはその者のそうとしか生きられぬ、生まれ持った役目のようなものだ」。食物連鎖のようなもの。人間も、生きるために牛や豚、鶏や魚を殺し、食べます。生きるためには仕方のないこと。それと同じように、祓い屋が妖怪を祓うことは仕方のないこと。

レイコと対決したミカゲ。七瀬とミカゲが初めてであった時、レイコの話に「私も会ってみたいな」と言ったミカゲ。それは、自分を封じてもらうため。ミカゲは対決に敗れましたが、友人帳に名前を書いただけで封じられることはありませんでした。ただの気まぐれなのか、それとも封じるべきではないと思ったのか…あるいは“封じられるべき人に封じてもらうため”に封じなかったのか。祓い屋ではないから、封じるための覚悟や強さがなかったから…というのは、いくら妖怪側を選んだレイコとはいえ、らしくないですかね。

ミカゲを封じた七瀬。ミカゲは七瀬のことを「強い」と言いました。それは「祓い人の怒りや悲しみを知っているから」。このシーンでふと思ったこと。この時のミカゲの台詞、どうにも「今からお前はこの鶏を食べる、だから自分で絞めろ」に近いような気がするんです。自分が生きる上で、どうにも仕方のないこと。そのことを、間近で体験すること。この出来事が、この決断が、この時の自分の思いこそが「これからもお前を強くしていく」。成長、自分の生きる道の“選択”。
どのような道でも、選択するには“強い意志”が必要になります。七瀬と同じ選択をすれば、“業”という言葉で自らを正当化しなければならなくなってしまう。レイコと同じ選択をすれば、人間と疎遠になってしまう。それぞれの選択と、それぞれのリスク。夏目の選んだ道は、もっともっと険しい道。

七瀬がニャンコ先生に過去を話したのは、協力してもらうため。この話を聞けば、否が応にも協力せざるを得ません。七瀬の「封じてやろうか」という台詞は、井戸の中でミカゲを愚弄したことへの仕返しなのでは?…と思ったり。

ニャンコ先生が夏目に七瀬のことを話さなかったのは、夏目の選択が揺らいでしまうからかもしれません。今の夏目には、必要のないことだから。3期第7話の最後、名取が「君があの人たちのことで気持ちを揺らす必要はない」と言っていたことを思い出します。
夏目友人帳って、的場たちを完全な悪や“敵”と見なすのは違うと思うんです。少なくとも、アニメでは。彼らにも彼らなりの理由があると思います。それは彼らをただ正当化したり、“実はいい人”にしたいという物ではありません。彼らが生きる上で“選択した道”なんです。そんな“他のキャラクターの生き方”があるからこそ、“夏目の選択した生き方”について夏目自身だけではなく、視聴者側も考えさせられる…そう思います。それぞれの選択は、正しい、正しくないだけでは判断出来ない、難しい問題。
もしかしたら、七瀬とレイコが出会っていたら、七瀬の生き方は変わっていたかもしれません。それにレイコがミカゲを封じていても、今とは違う生き方になっていたかもしれません。どうなろうと、今と同じ生き方を選んでいたかもしれません。人生とは、そういうもの。

来週は月分祭。何だか人気のあるお話みたいなので、楽しみです。

夏目友人帳 肆 第7話「人と妖の間で」

体調不良のため、更新が一日遅れてしまいました。申し訳ございません…。
今回は前回の続き、さらわれた夏目の救出ですね。

妖の世に入り、妖怪が見えるようになった田沼。名取を妖怪と勘違いして言った「妖怪にも優しいのがいるんだな」という台詞。どことなく、過去の夏目を彷彿とさせる台詞です。夏目と同じ景色を見る田沼。

田沼の演技を見つめるニャンコ先生。前回、田沼を巻き込んだのはニャンコ先生でした。この辺り、ニャンコ先生には何か考えがあるのでしょうか?面白そうだから?それとも、夏目のため?
窓から離れて立ち去っていく時の動きが、猫というよりも兎みたいですね。

田沼が瓶から夏目を出し、襲われそうになっている田沼を夏目が庇い、名取が助ける…この一連の動き。ここの作画、凄いですね。大好きです。

名取の「いけないな、こんな所に連れてきてしまうのは」という台詞。田沼が否定しようとしましたが、夏目がそれを止めます。名取は、夏目が田沼を連れてきたなんて微塵も思っていません。館の前で田沼と出会っていますし。名取は田沼を巻き込んでしまった夏目を責めました。そして、夏目もそのことを理解し「俺が悪いんだ」と言いました。
「少しは身に染みたようだね」という名取の台詞の通り、今回夏目は“人間と妖怪の両方を選択する”ことのリスクを実際に体験することになります。

ニャンコ先生の変身した姿がレイコに似ているのは、「ガン見した人間は夏目がレイコくらい」だから。ニャンコ先生は、他の人間とは交流がなかったのですね。人間に対して(主に夏目に対して)比較的友好的なのに。人間とあまり接していなければ、人間にあまりいい感情を持つとは思えないのですが…。レイコとの間に何かあったということなのでしょうか?
田沼に「レイコって誰だ?」と聞かれていましたが、ニャンコ先生は答えませんでした。名取がいたからかもしれませんが、田沼をあんなにも簡単に巻き込んだのに、レイコのことは話さないんですね。そういう所はちゃんとしているニャンコ先生。だからこそ、何故田沼を巻き込んだのかが気になるのですが…。

田沼を巻き込みたくない夏目。夏目の力になりたい田沼。夏目が田沼を巻き込みたくないのは、自分と同じ思いをさせたくないから。そして自分を責めてしまう。自分で選んだ道だからこそ、なおさら。震えているのは、恐怖と憤り。
「絶対ここから田沼を帰す、何があっても」…夏目の台詞。“ここから帰す”という言葉は、“この館から帰す”以外に“この妖怪と接している状況から帰す”とも取れます。それに「大丈夫だ、絶対」は、自分自身に言い聞かせているようにも聞こえます。自責の念。

田沼にお守りの石を渡した名取。この時夏目と名取はお御柱様探し、田沼とニャンコ先生は出口探しと役割分担をしていました。田沼を直接危険にさらさないための“出口探し”。でも夏目のために自ら危険に飛び込んできたのだから、きっと無茶をするだろう…そう思って石を渡したのだと思います。「無茶な子には無茶な友人が出来るんだね」と言っていたので。
田沼が言った通り、名取は“意外といい人”。あの性格は、彼が選択した道を生きるための処世術。“祓い屋”を選択したことで、妖怪や人間からも恨まれる“リスク”。

夏目と同じ世界を見た田沼。血まみれの部屋を見て絶句する田沼。それでも、夏目を否定しないんです。むしろ、無理矢理関わろうとした自分を責めます。普通なら、そんな危険な世界に関わるのはやめて欲しいと思うはずです。冒頭に「妖怪にも優しいのがいるんだな」という台詞があった通り、田沼はまだ妖怪について詳しくは理解出来ていません。ほんの少し垣間見ただけです。それなのに、夏目が妖怪と関わること自体は否定しないんですよね。

倒れている田沼を見つめる夏目。人間と妖怪の両方を選択したことによるリスクの体験。今までは、多少の嘘はあってもある程度安定した生活がありました。でも、状況は徐々に変わってきています。夏目がいることで、周りの人間が変わってしまう。それに徐々に自分とニャンコ先生のことが妖怪の間に広がって来ている…。「もう俺はここにいては…」という夏目の台詞。自分がいることで、状況が変わってしまう不安。みんなを危険にさらしてしまうことの恐怖。自分の選択した答えが揺らぎます。

そんな夏目に、名取は言います。「夏目は強いんだよ」…人間と妖怪の両方を選択したことへの言葉。夏目が選択した道は、名取が選択できなかった道。背中を押すべき時には押してやり、自分で考えるべきことは考えさせ、時には厳しさを教えるために責める…そんな“大人”の存在。最初は自分が選べなかった道であるため、否定的でした。その道を選ぶ厳しさを知っているから。でも成長する夏目を見て、この道が夏目にとって正しい道だと思えるようになったのでしょう。妖怪とも人間とも、徐々に打ち解けられるようになった夏目。夏目のために無茶をしてくれる友達も出来ました。でも、名取の考えは揺らがないんですよね。田沼の「妖怪にも優しいのがいるんだな」という言葉に対しての「それはどうかな」という台詞、お御柱様を封印した後の「これだから妖怪は…」という台詞。考えが揺らがないのは、選択した道とそれに対するリスクを受け入れたから。強い意志。
名取の“協力してくれるか?”という問いに「俺が行きます」と言った夏目。再度、選択することへの決意。

田沼と夏目の会話。夏目は、田沼を巻き込んでしまった自分を責めました。同様に、田沼も自分を責めました。そして、夏目を肯定しました。仲良くなるために相手のことがもっと知りたいと思うのは普通のことです。だからそのことで、苦しまないで欲しい。むしろ、知りたいと思ってしまった自分を恨んでしまう。夏目も夏目で、話してしまったことで悩み、話せないことで悩んでいます。不器用な二人。それでも、決してこの関係は壊れません。お互いに、壊したくはないのだから。

夏目の「ただいま」という声に、帰ってこない返事。昔は独りということが当たり前でした。でも今は違います。今は、自分を受け入れてくれる“家族”がいます。それは決して、失いたくないもの。田沼や他の友人と同様に、“どうすればいいのか、どうしていけばいいのか”わからないもの。
夏目の選択した道は、“名取さんが諦めてしまった道、レイコさんが歩きたくても歩けなかった道”です。“どうしていけばいいのか”への答え、夏目は見つけることが出来るのでしょうか?

次回は七瀬の過去。アニメオリジナルみたいですね。七瀬にも今に至るまでの過去の選択があったはずです。それぞれが“選択した道”というのが、4期のテーマだと思うんですよね。子供が大人になる時に、誰もが直面する課題。今回“名取が諦めた道”という言葉が出てきたので名取の過去でもいいような気がするのですが…まだ原作で出てきていないのでしょうか?さすがにオリジナルで名取の過去を描くことは出来ないので、七瀬になったとか?原作は全く読んでいないのでわかりませんが…。来週も楽しみです。

夏目友人帳 肆 第6話「硝子のむこう」

田沼に将棋を教わる夏目。将棋を教わること、すなわち田沼に頼るということ。以前より、誰かに頼ることが出来るようになった夏目。北本と将棋をしている時なんて、本当に楽しそうで嬉しそう。前回の中学時代と比べると、本当に明るくなりましたよね。

妖怪に襲われた夏目。田沼に「何でもないんだ」と言いました。田沼は、夏目が妖怪に何かされたということに気付いています。でも夏目は心配させたくないから、危険なことに関わって欲しくないから嘘をつきます。夏目は“見えてしまう”から妖怪を放っておけません。だからこそ、見えない人には関わって欲しくないと思うのでしょう。妖怪に関係のないことは頼れても、妖怪に関係することは安易に頼ることの出来ない夏目。

夏目の「おかわらないでくれ」、「話が終わってからだ」という台詞。言葉の端々から見えてくる遠慮。もう少し気楽に接してもいいのでは?という部分が浮き彫りになりました。さすがにニャンコ先生は遠慮しなさすぎですが…。

もう一つ気になった部分。塔子さんの言葉に「はいはーい」と返事をしたニャンコ先生。それに対して「子供みたいだろ」と言った夏目。1期、2期よりも、3期、4期の方が夏目が“子供”として描かれていると思うんです。そろそろ将来について考えなくてはいけない、少しずつ大人に近付いていく時期ですが、まだ“子供”です。まだ“子供”でいられる“今”。今まで子供らしく過ごせなかった分、子供らしく甘えていい、頼っていい…。4期OPは、まさにそんな夏目へ向けた歌ですよね。夏目への応援歌。

西村、北本、笹田。三人とも、いつもの夏目とは違うと思いつつ、“夏目ではない”ということには気付きません。それは、三人とも妖怪について知らないから。
夏目の異変に気付く田沼。夏目は「何でもない」と言う時、心配をかけないようにと笑うんです。でもニャンコ先生は、目を合わせずに淡々と「何でもない」と言いました。縁日での出来事と比べると、この辺りでおかしいと感じたのかなと思います。そして、瓶の話で完全に夏目ではないと気付きます。

「何で田沼を巻き込んだ?」…夏目の台詞。ニャンコ先生は、わざと田沼を巻き込んだのでしょうか?巻き込んだのは、面白そうだから?それとも、夏目のため?人を巻き込まないようにしようとする夏目とは正反対。

“自分を思ってくれる気持ちが、強ければ強いほど怖くなる。いつか、取り返しのつかないことになってしまうんじゃないかと…。”…夏目のモノローグ。大切な物が出来て、今が幸せだからこそ、失いたくない。壊したくない。自分が原因になることなら、なおさら。昔ならば考えなかったことです。1期の第1話で、夏目はニャンコ先生に自分が死んだら友人帳を譲ると言いました。でも夏目は瓶に閉じ込められた時、警察沙汰になると言いました。家出、誘拐、事故、失踪…みんなに心配させてしまう。簡単に捨てられなくなった命。簡単に壊せなくなった環境。

今回、“夏目”を失ってしまう“田沼”。夏目の恐れていたことを体験する田沼。
田沼が奔走する姿は、夏目に似ています。「夏目だって、俺がこんな目にあっていたら、きっと同じことするだろう?」…まさにその通り。次回、田沼は夏目と同じ体験をするのかな…と。夏目が今まで一人で背負ってきたことと同じ体験。
瓶の中の夏目が見えない田沼、序盤の庭の池が見えないことと同じですね。夏目と同じ景色が見えない田沼。今回の件を通して、田沼は何を感じるのか。そしてそんな田沼を見て、夏目は何を感じるのか…。次回も楽しみです。

夏目友人帳 肆 第5話「過ぎし日の君に」

緒方ユリコの視点で語られるAパート。いつもとちょっと違う感じですが、面白いですね。ユリコの部屋にあった名取のポスターが気になりましたが、河童のぬいぐるみも気になったり。

中学生時代の夏目。みんなの第一印象は“クールで物静か”でした。喋り方も今よりも弱々しくて、人との接し方に慣れていない感じ。長いままの前髪が、余計に暗さを感じさせます。

“みんなちゃんと見てよ”…ユリコのモノローグ。夏目は、妖怪が“見えてしまうから”放っておけないとよく言っています。みんなには妖怪は見えません。でも、当たり前ですが人間である夏目は普通に見えています。なのに、誰も本質を見ようとはしません。ユリコ以外、優しい夏目が見えていないんですよね。

人間に頼る妖怪、スネコ。人間にくっつき、他の町へ移動する。親戚をたらい回しにされていた夏目と一緒ですね。黒鎌の妖怪にやられようとも、なおも人間にくっつくスネコ。今まで自分のことを預かってくれた人たちを、どんなに嫌われようと「いい人たちだったよ」と言った夏目。

学校のガラスを割った黒鎌の妖怪。“他の町へ逃げたら代わりに誰かが死ぬ”と嘘をついたのは、夏目に側にいて欲しかったから。遊んでいたかったから。でもガラスを割ってしまったがために、夏目は別の町へ行かなくてはならなくなってしまいます。

黒鎌の妖怪は、本当に人間を嫌っていたのでしょうか?口に挟まっているテニスボール。取れないのでしょうか?それとも、取らないのでしょうか?テニスボール…それは“人間との繋がり”。何かの拍子に挟まったのか、誰かのいたずらなのか…いずれにせよ、人間の仕業である可能性が高いです。もしもテニスボールが取れないのなら、人間を恨んでいるのでしょうか?あえて取らないのなら、本当は人間が好きなのでしょうか?
もしも人間が嫌いだったとしても、夏目と一緒にいることが楽しかったということは事実です。

今の夏目と昔の夏目。昔の夏目は、人間と妖怪の両方と上手く付き合えませんでした。でも今は違います。優しい人間、優しい妖怪に出会いました。そしてその温かさに触れて、夏目自身も変わりました。
黒鎌の妖怪も、過去の夏目と同じようにコミュニケーションをとることが苦手だったのではないでしょうか。人間に対して素直になれず、人間を頼る妖怪に八つ当たりしてしまう黒鎌の妖怪。黒鎌の妖怪は公園で遊んでいる子供を襲おうとしていました、人を殺すことは出来ないのに。これは、夏目の反応を見るためですよね。子供を助けようとした夏目。けれど妖怪の見えない子供は、妖怪ではなく夏目に怯えます。夏目の学校に来たのはこの出来事の後です。ガラスを割ったのは、自己顕示欲?それとも、夏目の周りにいる人間の反応を見たかったのでしょうか?

夏目が町を離れるきっかけを作ったのは黒鎌の妖怪。ですが、ユリコと夏目が話すきっかけを作ったのも黒鎌の妖怪です。ユリコと夏目が出会ったのは、黒鎌の妖怪のいる神社。
人間の災いを引き受けることが役目だった黒鎌の妖怪。ユリコを助けた黒鎌の妖怪。もしかしたら、ユリコと夏目のやりとりを全て見ていたのかもしれませんね。夏目のためにユリコが流した、あの涙も…。

次回は夏目が瓶の中に閉じ込められたり、何やら大変なことになっていますね。楽しみです。

夏目友人帳 肆 第4話「代答」

今回、いつもと少し作画が違いましたね。少し頭身が高いというか、大人びた印象。1、2期に近い感じでした。あと、ちょっとニャンコ先生がふっくらしているような。今回ジャムや饅頭など甘い物を食べたり、お酒を飲んだりしていたので、太るのも仕方ないですよね…。

家の中に侵入したヨビコ。姿を見せないヨビコ(一瞬だけ見えますが、夏目には見られていません)、姿は確認出来なくても聞こえる足音、歪んだような背景、外からの光だけが差す薄暗い部屋…いかにもホラーな感じの始まり方でしたが、夏目が殴った瞬間に空気ががらりと変わりました。ニャンコ先生が部屋に入ってくる所なんて、部屋の明るさ自体変わっています。面白い。

政略結婚させたれた隆彦。ヨウコといる時はあんなにも笑顔だったのに、花嫁の隣にいる時は全く笑っていませんでした。花嫁の笑顔と、とても対照的。

古紙を修正する妖怪、カリカミ。カリカミの動きがなかなか面白いですね。登場の時の動きや、古紙を修正する時の動きも、何ともいえない動きです。元通りになった紙を見たみんなの顔も面白いです。

カリカミとレイコ、ヨビコとヨウコ。共通点は妖怪と人間。
妖怪の時間と人間の時間は違います。レイコもヨウコも、もういません。人間の一生は、妖怪から見ればあまりにも短い。人間から見ても、あっという間なのかもしれません。だからこそ、一期一会を大切にしたい。人間とも妖怪とも。今この一瞬が愛おしい。
でも今回のお話の主題はそういった“人間と妖怪の違い”だけではなく、“夏目とヨビコ”なのかなと思います。

ヨウコの後を付けたり、獣や蛇を追い払ったりしていたヨビコに、「優しいな」と言った夏目。「いいや、優しくなど…」と否定したヨビコ。ヨビコがヨウコについた“優しい嘘”。
第3話の感想で、カルと夏目は一緒と言いました。今回も同じように、ヨビコと夏目には“嘘”という繋がりがあります。三人で朝ご飯を食べる夏目と、閉じたふすまの前で手紙を見つめるヨビコ。ヨウコのために嘘をつき続けたヨビコと、藤原夫妻や友達に嘘をつき続ける夏目。一緒ですよね。
ヨビコは嘘をつく罪悪感に耐えられず、本当のことを言いました。夏目も、耐えられなくなる時が来るのでしょうか?それとも、みんなにバレてしまう時が来るのでしょうか?もしも夏目が妖怪が見えるということがバレてしまっても、ヨウコのように理解してくれるはずです。でも、それを夏目自身がどう受け止めるのでしょうか?ヨビコのように、自らみんなの側を離れてしまうのでしょうか?みんなのために。

「どうぞ先に帰って下さい」、「隆彦さんじゃないみたい」、「会いたいの」…ヨウコの言葉。もしかしたら、ヨウコは隆彦ではないということをわかっていたのかもしれません。わかっていなかったのかもしれません。本当のことはわかりませんが、「本当のことを話してくれてありがとう。」という言葉は真実です。
もしもわかっていたのなら、ヨウコ自身も“嘘をつかせているという罪悪感”を感じていたのかもしれませんね。

ヨウコの見た海の夢。その夢の中の海へ行きたいと言ったヨビコ。夢の通い路。“夢の中へ行きたい”というのは、つまり愛して欲しい(愛している)という意味だったのかな…と。海を見に行ったヨビコ。でもあれは、ヨウコの夢だったのかもしれません。そうだったら、いいな…。

出会った夏、嘘をつき始めた秋、本当のことを言った冬。そしてヨウコの言葉を知ったのは、秋の終わり、冬の始まり。巡る四季。止まっていた心。止まらない年月。

今回も、じんわりと目頭が熱くなるいいお話でした。それに、ヨビコの声が中野裕斗さんだったのもよかったです。丁度去年、久々に蟲師を全話見たので…。
次回は過去のお話が絡んでくるのでしょうか?楽しみです。

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プロフィール

人見

Author:人見
平成生まれゆとり系女子。
アニオタというよりは、ぬるオタ。最近はのんびり肩の力を抜いて見られるアニメが好きです。
アニメの感想は人それぞれ違うのが楽しい。

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