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つり球 第6話「戦慄のスプラッシュ」

前回でユキの人間関係に関する成長が、とりあえず行き着く所まで行きました。最終的な目標は“目的の魚を釣り上げること”。その魚とは何なのか、目標にたどり着くために乗り越えなければいけない障壁は何なのか。今回は、今まで断片的に出てきたキーワードが繋がっていくようなお話でした。

バイトを初めて三週間、肌も真っ黒に日焼けして、すっかり海の男になったユキ。仕事に慣れ、しかもそれが楽しいと感じる…それって凄く素敵なこと。そして、それ以上に釣りが楽しい。そんな楽しい釣りですが、今回釣り上げる目標は“マグロ”のようで。
ユキと夏樹は日焼けをしていますが、ハルは焼けていませんね。肌が白いので一番焼けそうなものですが、宇宙人であり、なおかつ人間に擬態しているからなのでしょうか?

ケイトの退院。ようやくの退院ですが、長い検査入院でしたね。前とは変わらない様子ですが、まだまだ心配です。ユキの横に置かれる一輪挿し。綺麗に咲くその花は、やはり“はかない命”を連想させて不安になります。

巫女服姿のえり香。えり香と普通に話すアキラ。仲がいいというか、情報を聞き出すためにあえてフレンドリーなキャラクターを演じているようにも見えます。物事を円滑に進めるための社交辞令のような…。人との間に壁を作ってしまう、そんな性格のような感じがします。
えり香のおじいちゃん、平八。宮司であり、町長でもある人物。平八の声、古川さんでしたね。第1話の時から、江の島踊りを踊っています。
第1話で出てきた五頭竜と、何回か話題が出てきているバミューダシンドローム。今回、この二つの事柄が一つに繋がります。竜による神隠し、それすなわちバミューダシンドローム。五頭竜のことについて語る平八ですが、アキラの竜とは何を指しているのかという問いに「竜はおったんじゃ。神隠しもあった。」と答えます。平八は言い伝え以上のことを知っている、あるいは体験しているということでしょうか?ここで気になるのが、声。第1話の冒頭のナレーションも古川さんでした。平八に何か重大な秘密があるのか、それともブラフなのか…。五頭竜がくわえるルアー。これでアキラは、ハルの目的が“五頭竜”である可能性にたどり着きます。

人工の魚礁、明海。夏樹は「昔あの辺りで漁船が消えた」と話します。明海のある場所は、バミューダシンドロームを起こす魔の海域。バミューダシンドロームはDUCKの上層部が調べている案件、そしてそのバミューダシンドロームの原因は五頭竜かもしれない。そして、五頭竜はハルの目的かもしれない…。つまりハルの案件を片付ければ、同時に江の島のバミューダシンドロームも解決します。アキラにとって、またとない昇進のチャンスです。
三人にすり寄っていくアキラ。それは心を許したわけではなく、自分の目的のため。釣りも仕事のためだと言うけれど、本当は好きで好きでたまりません。

マグロを狙うユキ。夏樹とハルに応援されながらマグロを釣ろうとしますが、逃がしてしまいます。逃がしてしまったユキにいら立つアキラ。でも、親切に三人にペットボトルを渡しています。それに、そもそもアキラの目的は明海の調査であり、マグロを釣ることではありません。それなのに「俺に釣らせろ」と言います。釣りが好きだからこそ、逃してしまったユキにいら立ち、自分で釣りたい、釣りがしたいと思います。そんなアキラの態度に声を荒げる夏樹。ケイトの退院祝いだからこそ、ユキの手で釣り上げたマグロでなければ意味がありません。母親を亡くした夏樹だからこそ、退院へ喜び、大切な人を思う気持ちが痛いほどよくわかります。後悔したくない、そして、させたくない。

マグロを釣り上げたユキ。マグロを釣るコツを、アキラは“正確なキャスティング”、歩は“チームワーク”と言いました。そして、夏樹が言ったのは“場所”。焦らず気持ちを落ち着けながらのキャスティング、まだバラバラだけれど“マグロ”という同じ目的で出来たチームワーク、魚がたくさん集まる明海という場所。マグロを釣り上げることが出来たのは、みんなのおかげ。

突然の時間経過。辺りが暗くなり、釣り上げたマグロが動かなくなる程度の時間が経ちました。しかもアキラと夏樹は操縦席に、船も明海から離れた場所に移動しています。アキラは“記憶操作”ではないかと言います。それはまるで、ハルの水鉄砲のよう。
見たことのない大きなナブラ。ハルの「ここであったが百年目」という台詞から、これがハルの目的である“あいつ”の可能性が高いですね。頭上に浮かぶ三角形、第1話で魚を操ったり、水鉄砲を使った時と一緒。しかし相手の三角形の方が大きく、ハルの三角形が割れてしまいます。「みんな、ごめん」…ハルの負け。ユキと夏樹に水鉄砲を食らわすハル。アキラにも水鉄砲を向けますが、指は引き金を引くことを拒みます。そして、笑った口も引きつります。つまり、水鉄砲を撃ったのは“自分の意志ではない”ということ。引き金を引くことを必死に止めようとするのは、ユキとの約束があるから。自制心。では、ハルはいったいどういう状況に陥っているのか。操られているようにも見えますが、「人間って面白い」や「口を開けて笑って」という台詞から、理性に押さえられていた無邪気な欲望が暴走しているようにも見えます。
ハルの頭上の三角形。これは何を表しているのでしょうか?思い浮かぶのは“バミューダトライアングル”。三角形の魔の海域です。その三角形の海域で起こるバミューダシンドローム。バミューダシンドロームの中に含まれる“操られてしまう”という作用…そこから来ているのでしょうか?ちなみに徒然モノクロームのPVなどにも三角形の図形が出てきますが、あれはペンローズの三角形です。

三人の顔を叩く歩。でも、叩いたあとにちゃんと抱きしめます。言いつけを破ったことに怒り、無事だったことに安堵する。それに、自分達のために泣いてくれる。さすがみんなの“お兄ちゃん”です。歩以外も、三人のことを心配してくれた人はたくさんいました。釣りを通して、いつの間にか出来ていた温かい関係。
夏樹のことを心配した保。保も怒り、そして泣きます。でも、それを無視する夏樹。保が来た瞬間に目をそらしています。保がどれほど心配していたか、多分夏樹はわかっています。わかっているけれど、理解したくない。認めたくない。ずっとぎすぎすした関係が続いていたのに、そう簡単に仲直りなんてしたくない。それに、自分のことを案じているのなら何故こんなにも早く彼女を作るんだ。自分の本当の気持ちなんて、理解出来ないに決まっている…。保と仲直りすることは母親を忘れること、母親のことをないがしろにしてしまうということ。それは夏樹にとっての恐怖。だから夏樹は、意地でも保と仲直りしたくないんです。本当は仲直りしなくてはならないとわかっていても、仲直り出来ないジレンマ。

ハルの「きゅーん」。しばらくの間本当の笑顔を見せなかったハル。これって“あいつ”に魅了されたということなのでしょうか?五頭竜の言い伝えを思い出してみると、竜が天女に魅了されています。天から現れた天女、すなわち宇宙人。天女が竜を鎮めたのならば、その天女はどこへ行ってしまったのでしょうか?五頭竜はまだ存在しているのに。五頭竜は天女を求めていて、天女の立ち位置である宇宙人のハルが魅了された…とか?ユキのモノローグから、どうやらもう少し後になってから理由がわかるようですが…。
操られると踊ってしまう、江の島踊り。これには何の意味があるのでしょうか?“あいつ”が踊らせているのでしょうか?第1話で普通に平八達が踊っていた所を見ると、“あいつ”を目覚めさせる等の邪悪な踊りではない気がします。逆に鎮めるための踊りだとしたら、それを人間に踊らせるのはおかしいですよね。ユキと夏樹が船の上で踊らされたのはハルの意志で、最後に船員達が踊っていたのは“アイツ”に魅了されたハルの仕業だったら辻褄が合いますが…。他には、特に効果はないけれど求愛や友情のダンス…とか?まだまだ、江の島踊りに関する謎は多いですね。

今回、物語の流れが今までとは少し違っていました。前半に(最終目標ではなく)“今回の目標”(今回はマグロ)が提示され、それを達成するという流れは今までと同じですね。でもユキが成長したため、悩むシーンがありません。今までのパターンとは少し違います。サブタイトルも「○○して○○」から「○○の○○」と、パターンが変わっていますね。
次回はアキラのハルに対する疑念と、夏樹と保の関係についてでしょうか?夏樹と保に関しては、そろそろ何か進展があってもいい頃かなと思います。楽しみです。

つり球 第5話「へこたれてジャーキング」

夏休み、移りゆく季節。“釣り”と“人間関係”は表裏一体で、釣りが上達すれば人間関係が進展し、人間関係が進展すれば釣りが上達する…。時間の流れによって、高められる両者。

釣り竿は借り物だったようで、自分の道具が欲しくなるユキ。最初は“釣りなんてオッサンがやるもの”なんて思っていたのに、すっかり釣りの魅力にはまっています。釣りに熱中するということは、人間関係もより深い物になったということ。一緒に食事をとることはお互いの仲を深め合う行為あり、それを確かめ合う行為でもあります。気になるのは食べ方。みんな食べながら話をしているんですよね。一般的には行儀が悪いと言われる食べ方。でも、仲がいいからこそ許される食べ方です。
道具を買おうにも、足りないお金。お金を稼ぐといえばアルバイトですが、ユキに接客業は向きません。「ないな」と否定する二人。夏樹が否定しているというのがポイントで、それはもうユキの性格について理解しているということ。みんな、それぞれのキャラクターを理解出来るくらい進展した人間関係。

ヘミングウェイに来た三人。海咲が語り、心の声で補足するアキラ。ルナミスツインパワーなどの名前が飛び出します。でもやっぱりお金が足りません。学生に10万円は、ちょっと厳しい。
船長の歩ちゃん登場。ユキとは(モブとしてヘミングウェイにいましたが)初対面ですね。ハルとは面識があるようで。さすが、顔の広いハル。そして、夏樹にとっては“お兄ちゃん”のような存在みたいですね。
ハルと歩の会話の中で、ハルの住んでいる星は“超涼しい”という情報が出てきましたね。水がないと死んでしまう、そんなハルが住む星。いったいどんな星なのでしょうか?
歩に働かせてくれと頼む夏樹。久々に“笑わなくちゃ”と人前でテンパるユキですが、歩は熟考の末三人を雇います。この時、多分歩はユキがどんな人物なのかを瞬時に理解していますよね。テンパった般若顔も見ているだろうし、一人だけ“よろしくお願いします”が言えなかったことにも気づいています。そして言った言葉が「三日で海の男になれる」。格好いい!

ハルとココの会話。「あんまり沖の方行ったらアカンで」、「あいつがおったら危ないしな」という台詞が出てきます。沖の方に危ない“あいつ”がいる…“あいつ”とはいったい何なのでしょうか?
二人を監視するアキラ。ここで、第3話に出てきた“バミューダシンドローム”についてが出てきます。バミューダシンドロームはバミューダトライアングル、いわゆる魔の海域で起こる現象です。船などが跡形もなく消えてしまう現象。もしかして、これがココの言っていた“あいつ”と関係しているのでしょうか?例えば、沖にいる“あいつ”が船を襲っている…とか。もしくは、このバミューダシンドロームが地球の危機に直接関係しているとか…でしょうか?
アキラが見ているモニター、その横の壁に貼られている成績表。アキラの成績が断トツです。成績はトップなのにこんな所で宇宙人(しかも害のなさそうな)の監視をさせられるアキラ。以前の上司への悪態から、昇進したい、こんな所で小さな仕事ばかりしたくないという野心はある様子。他に、成績表を見ると他のメンバーも日本の名字なんですね。…本当にインド人なのでしょうか?

歩の船に乗るみんな。船の名前は青春丸。釣る魚はシイラ。船に慣れていないユキは立ち上がれず、逆にハルは高い順応性を見せます。まあ、ハルは海に落ちても大丈夫そうですしね。
タモは垂直にと言われたのに、焦って水平にしてしまうユキ。折れてしまったタモ。それをフォローする歩。このフォローの仕方がよかったですね。お客さんには怒らせないよう笑顔で謝罪し、ユキの般若顔も笑いに変えてしまいます。それに「あれ、古かったから」と、失敗を責めたりしません。焦ると般若顔になることは、ヘミングウェイでのやり取りでわかっていたと思います。怒らなかったのは、ユキがどうして失敗したかをわかっているから。反省しているから。それにここで怒っても、さらに焦って失敗を繰り返すだけです。最悪の場合、仕事も釣りも諦めてしまうかもしれません。全てを見越した、歩の的確なフォロー。誰だって、始めから完璧になんて出来ません。そんな歩とユキのやり取りを見て、ほほえむ夏樹。歩はみんなの“お兄ちゃん”です。ハルと夏樹もお兄ちゃんですが、男兄弟はいませんからね。
シイラを釣り上げるアキラ。夏樹に「意外と熱いな」と言われます。暑苦しいのが嫌いと言っていたアキラですが、釣りに対しては熱い情熱を持っているみたいですね。25歳というとうに青春を通りすぎてしまった年齢ですが、一つのことに熱中することは大人も子供も関係ありません。彼にとって釣りは子供に戻れる瞬間、ユキ達と対等になれる瞬間です。釣りを通じて仲を深めた三人のように、アキラも仲よくなれるチャンスがあるということ。
給料を渡されたユキ。元々、アルバイトをするきっかけは釣り具を買うためでした。お金がもらえればそれでいいはずです。でもユキは失敗してしまったのにお金をもらう、そのことにためらいます。

遅刻するユキ。来ると信じているハル、夏樹、歩。来るはずがないと言うアキラ。アキラは夏樹に「友達いねぇだろ」と言われますが、どうやら図星のようで。昔から友達がいないのか、それとも大人になって、社会に出てそうなったのか…。ヘミングウェイや船でハルを監視するアキラですが、はたから見れば“仲間になりたそうにこちらを見ている”という感じですよね。釣りもハルを監視することも仕事だと言っていたアキラですが、本当はうらやましいという気持ちも(表には出しませんが)あるのかもしれませんね。ツンデレ。
タモを直してきたユキ。やってしまった失敗、お客さんの言葉、歩のフォロー、失敗しても渡された給料…一晩考えて出した“答え”。

夏樹の釣りをする姿が格好よくて、その姿を見て釣りをしたくなって、やっぱり釣りって楽しくて…。ユキは釣りが楽しいから船の上で立つことが出来ました。そして、楽しいからこそ笑顔になれます。ハルの言葉を借りると“ウキウキスマイル”。釣りは楽しい、だから釣りが好き。ハルとユキの食事。ケイトに見立てた花も加えて、三人の食事。
「じゃあ笑え」…楽しいなら笑え。笑えば緊張がほぐれます。失敗したって笑えばいい。失敗してテンパって、そのせいでまた失敗。そんな状態に陥らないように、笑顔になればいい。笑ってほぐれるのは自分の気持ちだけではなく、相手の気持ちだってほぐれます。無理矢理笑おうとするとテンパってしまいますが、今感じている“楽しい”という気持ちを表に出せばいいんです。そして、もう一つ大切なのは大きな声を出すこと。恥ずかしい気持ちなんて捨ててしまえばいい。失敗して恥をかいても笑い飛ばせばいい。考えすぎて、頭の中にたくさんの言葉があふれてしまうからテンパってしまいます。そういう時は気持ちを落ち着けて、大きく息を吸って、思ったことをはき出せばいい。一言はき出せれば、かなり気持ちが落ち着くはずです。ジャーキング、それは緩急をつけてルアーを動かすこと。まるで大声を出し、笑えるようになったユキのよう。
給料のためのアルバイト。それがいつの間にか、自分を変えるためのアルバイトになっていました。給料は仕事だけではなく、自分を変えるために頑張ったご褒美。海の男になった、ユキ。

次回は“地球を救う”ことについて、色々と出てくるみたいですね。五頭竜、そして江の島踊りがどう“地球を救う”ことに関係してくるのか。アキラはこの先どう絡んでいくのか…楽しみです。

つり球 第4話「ムカついてランディング」

前回つり球とは“釣りを通して成長したり、友情を深めあう青春アニメ”だと書きましたが、今回その“釣り”と“人間関係”の関係がかなり明確に描かれていました。

無邪気で純粋故に、ユキに迷惑をかけるハル。毎回毎回注意をするユキの姿は、まるで子育てをしている親のよう。ハルは“ごめん”と謝るものの気持ちのこもっていない形だけの謝罪であり、ユキもハルが悪気があってやっているわけではないとわかっているので怒るに怒れず…。それにユキ自身、“宇宙人”と“人間”は完全にはわかり合えないと諦めている部分もあります。

夏樹の父親、保。やはり“江ノ島丼”を考えたのは保でしたね。保のことを避けつつも、父親との思い出は忘れられない夏樹。
初対面の人に対しては、やはりテンパってしまうユキ。以前ならハルの水鉄砲を食らっている所でしたが、今は“約束”があるので水鉄砲を使いません。ユキもユキなりに言葉を発しようとしますが、なかなか声が出せず。それでも、以前よりはテンパらないようになりました。モノローグが多いと普通にしゃべっているように錯覚してしまいますが、こうやって見ると口数の少なさがよくわかりますね。
保とまりちゃんとさくらちゃん。ハルとさくらちゃんの言葉に照れるまりちゃん。その姿を見ると、保とまりちゃんの関係はごく自然な恋人同士。さくらちゃんも無理にまりちゃんと仲良くしようとしているわけではなく、ごく普通に懐いている様子。反対しているのは夏樹だけみたいですね。夏樹の亡くなった母親を思う気持ちもわかりますが、それにしばられ続けてしまうのも考え物。それに、夏樹はともかくさくらちゃんは小学生です。そして、女の子。思春期前の今だからこそ、悩みを相談したり出来る母親的な存在を側に置いてやりたい…そんな親の気持ちも理解出来ます。

ケイトに悩みを相談するユキ。傍らにあるのは、命の短い、美しい一輪の花。ハルの言ってしまう、やってしまう“余計なこと”。それは確かにお節介でいらいらしてしまうことだけれど、彼の長所でもあります。ハルの力は“みんなの心を溶かす力”…ユキ(雪)を溶かすハル(春)の力。ハルがいなければ、ユキはまた独りぼっちの高校生活を送っていたことでしょう。釣りなどの趣味も出来ず、ケイトの入院にショックを受けて引きこもってしまっていたかもしれません。忙しく、充実した日々をもたらしてくれるハル。

“釣り”と“人間関係”の関係性。この二つの関係って、イコールだと思うんです。今までも、リールを巻くことは人を惹きつけること、“ユニノット”は人と人との絆や結びつき、“キャスティング”は相手に気持ちを伝えることなど、二つがリンクしていたように感じます。今回、釣りをするシーンが二回出てきました。一回目は魚に逃げられてしまい、二回目で初めて魚を釣り上げます。これ、ユキとハルの関係と同じですよね。
慌てるのはユキの悪い癖、人前でテンパってしまうこと同じ。水の中のルアーを想像すること、魚がどう感じるのかを考えることは、コミュニケーションをとる相手の気持ちを考えることと同じ。いつ来るかわからない、それは友達になるチャンス。一回逃してしまったら、もう二度とないかもしれない絶好のチャンス。思い通りにならない相手、人間も魚も一緒。焦ってしまい、逃げてしまった魚。その魚は、わかり合えないと決めつけて離れてしまった“ハル”のよう。

海咲の店に釣り具を持ってきたアキラ。黄色い車体には協力としてクレジットされているシマノルアーマガジンソルトのロゴがあります。海咲が手に取ったリールはシマノのステラSW。アキラがヘミングウェイに何をしにきたのかと思いきや、どうやらハルの目的である“江の島に住んでる超でっかいやつ”について探りに来たみたいですね。
今まではモブとして登場していた“歩”。釣り船の船長であり、海咲にほの字のようで…。

夏樹に、明日保を連れてきてと頼むハル。またも飛び出す“余計なこと”。その言葉に夏樹が怒らなかったのは、ユキと同じように悪気があって言っているわけではないと理解しているから。それにもしかしたら、心の底でいつかはどうにかしなくてはならないと思っているのかもしれませんね。
夏樹の「この店、どうにかする気かよ」という台詞。その後の「いいじゃねえか、しらす嫌いなら」という台詞から、保はお店を売り払おうとしているのでしょうか?もしかしたら保は、早く母親のことを忘れさせてやろうとしているのかもしれません。夏樹はいつも保を避けるだけ。夏樹も保も、一度言いたいことを言い合って、本気でぶつかり合うべきだと思うのですが…。そうしなくては、ずっと気まずいままで何の解決にもなりません。気をつかうさくらちゃんがかわいそう。

今回最大のお節介、夏樹と保への水鉄砲。無理矢理操ってもそれは形だけのもので、本当の仲良しではありません。そんなに簡単に上手くいくなら、誰も苦労しない…。ハルは宇宙人だから、人間の気持ちはわかりません。でも、この“わからない”は“知らない”であって、“理解出来ない”ではないんです。だから“わかりたい”と願います。
ケイトの元に行くハル。ユキもハルも、助言をもらいに行く先はケイト。“ごめんなさい”という言葉。ハルの“ごめん”は、いつも形だけのもの。気持ちを込めなくては、相手に本当の意味を届けることが出来ません。それに“宇宙人だからわからない”ということもありません。人間と同じ言葉を交わすことが出来、人間と同じ嬉しいや楽しいなどの気持ちを理解し、共有することが出来るのだから。

ハルのおかげで少しだけ変わることが出来たユキ。雪を溶かした春。でもユキだけを変えたわけではなく、ユキが変わったことにより夏樹も変わりました。変わったというより、少しずつ過去の自分を取り戻してきた…でしょうか?
二回目の釣り。“感じろ”は“相手の気持ち”。“焦るな”、“慌てるな”は“テンパるな”。人と魚にある“絶妙な加減”、それは自分と他者にもあるもの。“お前の魚”、“今度こそ絶対逃がさない”は、初めて出来た大切な友達“ハル”。一度は離れてしまった存在。魚を釣ったことを真っ先に伝えたい相手。目的の魚を釣り上げることは、ハルがユキに頼んだ友達としての“約束”。

テンパりそうになっても自らその状況を抜け出し、海へと飛び込むユキ。ユキにとって、ハルはそれだけ大切な存在。それに、ここまでユキを強く成長させたのもハルのおかげです。水中から水中へ、自ら逃げずに息苦しい方へ。
水鉄砲を投げ捨てようとしたハル。でもそれを止めるユキ。ハルは根本から手段を断とうとしましたが、自らの手に手段が残っている状態で我慢することの方が、断ってしまうよりも難しいことだと思います。自己責任が伴うこと。ユキは“もうどうでもよくなった”という感じですが、ハルにとってはちょっとした課題が残ったかな…と。もしかしたら、最後の方で使う時がくるのかもしれませんね。
今はわからないのが当然で、“わからない”からこそ“わかりたい”。そして“わかり合いたい”。魚を釣った事実を信じてもらえないのも、その事実を見ていないから。“わからないこと”と“伝わらないこと”は、宇宙人と人間ではなく人間同士でもよくあること。わかり合えた先にあるのは、素敵な“友達関係”。

次回予告を見ると、来週は歩の船に乗って釣りをするようで。船の名前は…青春丸?今のユキ達にぴったりの名前。楽しみです。

つり球 第3話「寂しくてキャスティング」

つり球がどんなアニメかと言われると、“釣りを通して成長したり、友情を深めあう青春アニメ”。宇宙人やインド人など不思議な要素もありますが、意外と王道でまっすぐなアニメですよね。ふと、そんなことを思った第3話。

キャスティングの練習。三拍子のかけ声、“江ノ島丼”。江ノ島丼は親子丼の鶏肉をサザエに代えた物だそうで。
前回まではテンパるとすぐに般若顔になってしまったユキですが、今回は大丈夫でした。徐々にハル、それに夏樹とも打ち解けてきているみたいですね。夏樹も、ユキのことを少しずつ理解してきた様子。
江の島を巡るアキラ。江島神社へ行く様子は、第1話のハルのよう。ハルの来た場所を巡っているのでしょうか?それにタピオカが江ノ島丼を食べていましたが、大丈夫なのでしょうか…?カレーも食べていましたが…。

夏樹と父親。妹のさくらちゃんとは普通に会話をしているのに、父親のことは完全無視な夏樹。父親の質問に、夏樹の代わりに答えるさくら。場を明るくしようとする父親、母親のことが忘れられない夏樹、そんな二人に気をつかうさくらちゃん…微妙な空気。
そんな中、父親の口から「江ノ島丼」という言葉が出ます。夏樹に釣りを教えたのは父親のようですね。何故“江ノ島丼”なのかは、多分父親が料理屋を営んでいるからでしょう。父親を嫌いながらも、つい“江ノ島丼”と口に出してしまった夏樹。きっと楽しい思い出が詰まった言葉。

ケイトの入院。ユキの「また?」という言葉から、今までも何回かあった模様。「ハルがいるから寂しくないわよね」という言葉、やはり自分に何かあった場合寂しくないようにハルを一緒に住まわせたということなのでしょうか…?

しらすカレーのお店は、やはりアキラが関係しているお店でしたね。どうやらDUCKという組織は、地球に訪れた宇宙人を監視しているみたいです。名古屋にパチンコをしに来た宇宙人もいるらしいので、意外と宇宙人の来訪は頻繁にあることなのでしょうか?
ハルはJF1、ココはJF2と呼ばれていました。それに、“人間に擬態している”とも。“JF”とは何なのでしょうか?検索したら漁業協同組合が出てきました。ジュエルフィッシュかと思ったのですが、魚の姿のココみたいに尾びれの長い魚ではないですよね。ちなみにジェリーフィッシュだとクラゲ。UFOとクラゲって、ちょっと似ています。他に気になった所は、“水を使って人間を操る”という所。もしかしたらあの水鉄砲自体に特殊な効果があるわけではなく、水を介して人を操る能力をハル達が持っているということでしょうか?第1話の水族館のシーンも、魚の周りに水があったから操ることが出来たとか?
バミューダシンドロームの調査とは何なのでしょうか?DUCKが調査しているということは、宇宙人が関係していることなのでしょう。前回の夏樹の家のテレビでも、宇宙人の仕業ではないかと思われるニュースが流れていましたね。バミューダシンドロームを検索してみてもゲームしか出てこないのですが、バミューダといえば魔の海域バミューダトライアングル。トライアングルといえば、ハルの頭の上で光っていた三角形。

お風呂に入るハル。「やっぱり水中はいいな」という台詞から、ハルが魚(と同じような性質の宇宙人)であることはほぼ確定ですよね。後で水がないと死んでしまうとも言っていましたし。前回、アキラを怖がっているのではなくタピオカを怖がっているのでは?と書きましたが、両方とも怖いみたいですね。

花が死ぬことと、人が死ぬこと。“綺麗に元気に咲いて欲しい”のは、花も人も一緒。ケイトが各地を転々としていたのは、残された時間を有意義に過ごすためだと思っていたのですが、ユキと友達になってくれる人を探すためだったのかも…。ケイトが“綺麗に元気に”生きて欲しいのは、ユキですから。
みんないつか死ぬ。今回気になったのが、ハルの死に対する考え方。死という概念を知らないわけではなさそうなのに(自分自身について、水がないと死んでしまうとわかっているので)、死を悲しいものだとは思っていないんですよね。死に関する考え方が根本から違うのか、それともただ死ぬと動かなくなるくらいの知識しかないのか…。

落ち込むユキ。ハルから理由を聞く夏樹。ユキの家に行きキャスティングについて話したのは、落ち込んだユキの姿と過去の自分が重なって見えたから。「そういう時こそ投げんだよ」…夏樹も母親が亡くなった時(亡くなるんじゃないかという時)、釣りをして気を紛らわしていたのでしょう。母親を亡くした夏樹だからこそわかる気持ち。

ハルの「夏樹、ユキに江ノ島丼教えた。だからユキ嬉しい。」という台詞。ユキの夏樹に対する気持ちの代弁ですが、これって夏樹と父親の関係とも同じですよね。江ノ島丼を教えた父親と、教えてもらった夏樹。
「ありがとう」の言葉。ありがとうは嬉しい気持ち。ありがとうと言った人も、言われた人も嬉しくなる不思議な言葉。走りながら叫ぶシーン。ユキとハルの前では素直になれなくて、でも嬉しくて、むずがゆくて…そんな気持ちが伝わってきて思わずにやり。キャスティング成功の所で目頭が熱くなっていたもので、何とも言えない表情に。

暑苦しいのが嫌いと言ったアキラ。アキラだけ25歳なんですよね。青春とはちょっと遠い人物。DUCKに所属し、上層部に不満を持つ社会人の立場。それに釣りについても素人ではないようで(第1話で釣り雑誌を見ていたり、第2話では実際に釣りをしていたり)。そんな彼が今後どう変わっていくのか…。

最後に出てきた“あいつ”、それがユキ達が釣り上げるべき目標。深い海の底で眠る“あいつ”とは何なのか…。
来週は夏樹と夏樹の父親についてでしょうか?あの微妙な空気がどうなっていくのか、夏樹はどう成長していくのか…楽しみです。

つり球 第2話「悔しくてユニノット」

物語を進めるために必要な要素がそろってきた今回。OP映像がなかなかいい感じです。そういえば、OPの歌詞に登場人物4人の名前が入っているんですね。“ハル”かかなた、“ユキ”ましょう、チョコドー“夏樹”楽に、“アキラ”めるのは。そしてハルが春、夏樹は夏、アキラは秋、ユキは冬。
(追記。徒然モノクロームのPVが配信されました。2番の歌詞を聴くと“ユキ”は“アキラ”の後で、春夏秋冬の順番が正しいみたいですね。)

ユキ、ハル、ケイトの3人の朝食。前回はテーブルの左右に二脚ずつ並んでいた椅子。今回はハルの椅子が別の位置にあります。正面を向いても誰とも向かい合わない位置。ハルとケイトの距離は近いけれど、ハルとユキの距離は少し遠い。そして、一脚だけ余った椅子。
しらす入りのお味噌汁。食べたことはありませんが、調べてみたらいくつかレシピが出てきました。しらす自体、味の濃い物ではないので不味くはないと思いますが…。今度しらすを食べる時に試してみようと思います。

ハルの妹、ココ。前回は魚の姿でしたが、今回は人間の姿で出てきました。そして、どうやらハル達の目的は“釣らなければいけない魚”を釣ることみたいですね。そして、その魚を釣らなくては“地球が滅ぶ”とのこと。
余談ですが、前回ココが泳いでいた金魚鉢の中にスペースシャトルの置物が入っていましたね。スペースシャトルは去年の7月にその役目を終えています。丁度今月、ディスカバリー号が博物館へと運ばれていました。

ハルの「人間は泳げないからね」という台詞。ハルは人間ではなく宇宙人ですが、これまでに魚と関係した要素がいくつか出てきています。つまり、ハルは“魚と同じように泳げる”ということでしょうかね。
水鉄砲の効果。今までは体験する側だったユキですが、ここで初めて水鉄砲をくらった後どうなるのかを知ります。水鉄砲をくらった人物は、ハルの言った通りの行動をとってしまう…。その効果を目の当たりにしたユキは、ハルのことを“怖い”と感じます。でも、この時は何も言えません。

素人だけれど、“持っている”ユキ。ハルがユキに目をつけた理由は、やはりこれなのでしょうか?何故ユキなのかと聞かれても、「わかんない」と言っていましたが…。でも、一目見た瞬間ビビっときたのは確かです。
適当にやったユニノット。怒られるのはもっともで、でも言い返したい気持ちもあって…けれど、なんて言っていいのかわからない。息苦しさに、逃げ出してしまうユキ。このシーンで気になった所。ハルが「エラ洗い」って言ってるんですよね。前回と今回どちらを見ても、釣りについての知識はあまりないように見えるのですが…。まだまだ謎だらけなハル。

夏樹とさくらちゃん。二人でいる時には笑顔で会話をしていますが、父親が帰ってきた途端、笑顔が消えます。笑顔を見せるのはさくらちゃんにだけ。父親と父親の恋人、その隣にあるのは母親の仏壇。母親が亡くなったのは、夏樹の中では“まだ二年”、父親の中では“もう二年”。すぐに忘れてしまうのも駄目ですが、いつまでも引きずったままでは前に進めないというのも確かです。夏樹が妹を可愛がっているのは、妹の姿に亡き母の面影を見ているから…というのもあるかもしれませんね。ちなみに、冷蔵庫にあったビールは江の島ビールです。

ケイトの咳。何か病気を患っているのでしょうか?ケイトの病気と、地球の危機。二つが重なったのは偶然なのでしょうか?朝食の時にケイトが言った「ハルが来てくれてよかったわ」という台詞、自分がいなくなってもユキが寂しくないようにという意味だったり…。

夏樹に直接言えなかった言葉。悔しい気持ち。言えなかったことへの悔しさと、出来なかったことへの悔しさ。でも“失敗した”と思うだけではなく、きちんとその時のことを思い出して反省しているんですよね。投げ出さずに“悔しい”と思える気持ちって、凄く大事。そして、その悔しい気持ちをバネに努力することはもっと大事。
ユニノットの練習をするユキを見て、口を押さえて立ち去るハル。一人でいる時は、何かを考えている時…ケイトに教えられたことを実践するハル。ユキと友達になるために。
ようやく出来るようになったユニノット。ユキはハルに水鉄砲をやめるようにと言います。水鉄砲は怖い物、嫌いな物。“友達”という関係には必要ないもの。

ユニノットが出来るようになったユキと、“笑った”夏樹。今まで妹に対してしか笑わなかった夏樹が、ユキに対して笑いました。ほんの少しだけ縮まった距離。ユキは言いたくてもテンパって言葉が出ないというキャラクターですが、夏樹は言葉を押し殺してしまうキャラクターなのかもしれません。二人とも、モノローグが多いんです。そんな二人ですが、もっと互いに言葉を交わしあい、“友達”になれるといいですね。釣りは“成長させるもの”であり、“友情を育むもの”でもあります。

転校してきたアキラ。それを怖がっているハル。アキラはハルのことを知っているみたいですが、ハルもアキラのことを知っているのでしょうか?それとも、ハルはタピオカのことを怖がっているのでしょうか?魚を食べる猫と同じように。それに、ユキのことを見ていたのも気になります。砂浜でアキラが言っていた「何か、まずいな」とはどういう意味なのでしょうか?もしかしたら、ハルの目的である魚がアキラの目的と同じだったりして…。
他にも、ハルが「ないな」と言ったしらすカレーって、アキラと関係しているのでしょうか?アキラのことをよく思っていないことの暗示?ちなみに、しらすカレーを検索したらしらすカレーパンが出てきました。

今回でメインキャラクターの4人がそろいましたね。転校してきたアキラですが、彼がどう絡んでいくのか…次回も楽しみです。

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人見

Author:人見
平成生まれゆとり系女子。
アニオタというよりは、ぬるオタ。最近はのんびり肩の力を抜いて見られるアニメが好きです。
アニメの感想は人それぞれ違うのが楽しい。

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